とんとんびょうし【とんとん拍子】の語源・由来

「とんとん拍子」という言葉は、物事が順調に、思った通りに進む様子を表現する言葉として使われます。

この言葉の起源は舞台の世界に関連しています。

舞台上で、弟子が師匠の手拍子に合わせて踊る際、踊り手の技術が上手くなると、その足音が「トントン」というリズム良く響く音を出すようになります。

この「トントン」という足音は、踊りが順調に、滞りなく進んでいることを示しています。

このリズムの良さや順調さを、物事がスムーズに進行する様子にたとえ、さわりなく進むさまを表現する言葉として使われるようになりました。

そして、物事の進行や調子を意味する「拍子」という言葉と組み合わされ、最終的に「とんとん拍子」という言葉として定着したのです。

【とんとん拍子】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「とんとん拍子」という言葉の背景や意味をカンタンにまとめます。

項目	説明
基本的な意味	物事が順調に、思った通りに進む様子を示す言葉。
起源	舞台の世界、特に踊りの表現に関連している。
舞台でのシーン	弟子が師匠の手拍子に合わせて踊る際、上手く踊れると「トントン」という足音が響く。
足音の意味	「トントン」という足音は、踊りが順調に、滞りなく進んでいることを示す。
言葉の進化	このリズムの良さや順調さを物事がスムーズに進む様子にたとえ、物事の進行や調子を意味する「拍子」と組み合わせて定着。
結論	「とんとん拍子」という言葉は、舞台上の踊りの足音から派生し、物事のスムーズな進行を意味するようになった。