さいわい【幸い】の語源・由来
「幸い」という言葉は、古くは「さきわい」として「万葉集」の時代に使用されていました。 「さきわい」は、栄えさせるという意味の動詞「さきわう」から来ています。 この「さきわう」という語は、古くからの祝詞などに見られるもので...
「幸い」という言葉は、古くは「さきわい」として「万葉集」の時代に使用されていました。 「さきわい」は、栄えさせるという意味の動詞「さきわう」から来ています。 この「さきわう」という語は、古くからの祝詞などに見られるもので...
「こめかみ」という言葉は、目の端と耳の上の間に位置する部位を指します。 この部位が名付けられた背景には、咀嚼するときにここが動くことが関係しています。 具体的には、物を噛む時にこの部位が動くのを観察し、それを言葉として表...
「ごまかす」という言葉は、人を欺いて本当のことを隠すという意味を持っています。 この言葉の由来については複数の説があります。 一つ目の説は、江戸時代に存在した「胡麻胴乱」という菓子に関連しています。 この菓子は外見は魅力...
独楽、通称「こま」は、円盤状の形状を持つ玩具で、中心に棒を挿入し、その棒を使って回転させて楽しむものです。 この名称の由来は、かつては「こまつぶり」や「こまつくり」「つむぐり」と呼ばれていたことに始まります。 ここで、「...
「断る」という動詞は、もともと「言割る」または「事割る」という言葉から派生しています。 これは物事の是非や優劣を区別し、言い分ける意味を持っていました。 つまり、何かを明確に判断し、分ける行為を表していたのです。 この「...
「寿」の語源は、言葉で祝福するという意味を持つ動詞「言祝ぐ」からきています。 この「言祝ぐ」は、「こと」(言)と「ほぐ」(祝うという動詞の連用形)の組み合わせから成り立っています。 そして、この「言祝ぐ」の連用形である「...
「心許ない」という表現は、「頼りなくて不安だ」という意味を持っています。 この表現の背景を探ると、その原点には「心」という言葉と、「むやみに」という意味を持つ副詞「もとな」が結びついた形が見られます。 「心」は私たちの感...
「志す」という言葉は、心がある目的や目標を目指して進んでいくという意味を持つ言葉です。 この言葉の背後には、心の中で何かを熱望し、その方向へと意志を固めて進むというイメージが込められています。 その由来は、「心指す」とい...
「笄(こうがい)」は、女性の髪飾りを指す言葉として知られていますが、その起源は髪をかき分けるための用具として使われていたもので、もともとは男女ともに用いられていました。 この言葉の語源は「かみかき」という表現で、これは「...
「恋」という言葉は、現代においては主に相手を激しく思い求める気持ち、特に恋愛感情を意味します。 しかし、この言葉の由来や古い使われ方を探ると、もともとはその範囲がもっと広かったことがわかります。 元々、「恋」は人間だけで...
「気配」という言葉の背後には、日本語の歴史的な変遷と表記が関わっています。 もともと、この言葉は「けわい」として知られていました。 時間が経つにつれ、この言葉の歴史的仮名づかいは「けはひ」となりました。 仮名づかいとは、...
「景色」という言葉は、我々が自然の風景や見渡す光景を指して使う言葉ですが、その語源はもともとの意味とは少し異なっていました。 実は、「景色」の語源は漢語の「気色」にあります。 この「気色」を呉音で読むと「けしき」となりま...
「けしからん」という表現は、現代日本語で「無礼で許し難い」という意味で使われますが、その語源は古典的な日本語の形容詞とその変遷に起因しています。 この言葉の原形は、「異(怪)し」という形容詞で、これは「普通と異なっている...
「企てる」という言葉は、計画するやもくろむといった意味で使われますが、その語源は「つま先で立つ」という動作に関連しています。 もともとは「くわ立つ」という表現から来ており、これは「くわ」、つまり「くるぶし」から先、つまり...
「口惜しい」は日本語の成句で、残念だったり、自分がやり損ねたり失敗したことに対する後悔や不満を表す言葉です。 語源としては、言い伝えによれば「朽ちることを惜しむ」という意味が原点とされています。 つまり、何かが朽ちる(失...
薬(くすり)という言葉は、もともと病気や傷を治療するために用いられる物質を指します。 その語源については、薬が人の身体や精神に対して「霊妙な効果」を持つという観点から、神秘的あるいは霊妙な力を持つものとして考えられていま...
「肝煎り」という表現は、もともと「肝を煎る」という形で用いられていました。 この「肝を煎る」という言い回しは、心が悩まされたり、いらだたされたりするという意味を持っていました。 日本の伝統的な考え方では「肝」は感情や意志...
「砧(きぬた)」という名前は、もともと「きぬいた(衣板)」から来ているとされています。 この「きぬいた」は、日本語で「衣(きぬ)」を意味する言葉と、「板(いた)」を組み合わせたものです。 この名称が示す通り、元々は布や衣...
「鑑みる(かんがみる)」という言葉は、「鏡(かがみ)」に由来しています。 この言葉は、もともと「鏡」を動詞化した「鑑る(かがみる)」という形があり、それに「ん」が挿入されて「鑑みる(かんがみる)」となりました。 この「ん...
「為替」という言葉は、日本語の動詞「かわす」から派生しています。 この「かわす」は、物や情報、資源などを交替させる、すなわち交換するという意味を持っています。 為替の場合には、現金と手形や証書を交換する形式の金融取引を指...
「がらくた」という言葉は、価値や用途のない品物を指す日本語の名詞です。 この言葉の語源にはいくつかの説がありますが、一般的に受け入れられているのは、「がら」と「くた」の二つの要素から成り立っているという点です。 「がら」...
「歌舞伎」という言葉は、日本の伝統的な演劇形式を指す名前として知られていますが、その語源は実はかなり個性的です。 元々この言葉は、「傾く(かぶく)」という動詞から派生しています。 この「傾く」という動詞は、異様な言動や服...
「片腹痛い」という表現は、何かがあまりにもおかしくて、笑いをこらえるのが難しいといった状況を指します。 ただし、この笑いは単純な楽しさからくるものではなく、相手の行動が実力やふさわしさに欠けていることに対する皮肉や皮肉混...
「刀」という言葉は、日本独自の刀剣文化に由来しています。 語源としては、この言葉は「かた」と「な」の二つの要素に分解できます。 「かた」は「片方」を意味し、「な」は刀を指す言葉です。 日本の刀剣は特に片刃が発展し、広く用...
「かかし」、または「案山子」という言葉は、田畑で作物を荒らす鳥や獣を遠ざけるために使用される人形を指します。 この言葉の語源にはいくつかの説がありますが、特に有力なのは「嗅がし」から派生したという説です。 もともと、この...
「おまる」という言葉は、日本で使用される室内用の便器を指します。 この言葉の語源は、接頭語の「お(御)」と、大小便をするという意味の動詞「放る(まる)」から成り立っています。 接頭語の「お」は敬意を示すためや、言葉を柔ら...
「おまえ」という言葉は、もともとは非常に敬意をもって用いられる言葉でした。 その語源は、「御(おまたはご)」と「前」から成り立っています。 この「御」は接頭語として、尊敬や敬意を示す働きがあります。 そして「前」は、直訳...
「囮(おとり)」という言葉は、もともと他の鳥をおびき寄せるために使われる「同類の鳥」を指していました。 この言葉の語源は、招き寄せるための鳥、すなわち「招鳥(おきどり)」から変化したとされています。 この「招鳥」は、文字...
「大人しい」という言葉は、元々「大人」を形容詞化した形です。 この「大人」は、一般的には成年者や年長者を指し、それに関連して思慮分別や成熟が期待されます。 したがって、もともと「大人しい」は、年長者らしい落ち着きや思慮分...
「おっつかっつ」という言葉は、日本語で程度や優劣に差がない、という状況を表す際に用いられます。 この言葉の語源については複数の説が存在しますが、一般的には「追っつ縋っつ」(おっつすがっつ)または「乙甲」(おつかつ)から来...