こめかみ【蟀谷】の語源・由来

「こめかみ」という言葉は、目の端と耳の上の間に位置する部位を指します。

この部位が名付けられた背景には、咀嚼するときにここが動くことが関係しています。

具体的には、物を噛む時にこの部位が動くのを観察し、それを言葉として表現したものが「こめかみ」という言葉です。

なぜ「米をかむ」という言葉が取り入れられたのかというと、日本の主食が古くから米であったためです。

従って、「米噛み」という名前が付いたと考えられています。

漢字の「蟀谷」の部分は、もう少し違った背景があります。

「蟀」はコオロギやキリギリスを意味する言葉で、これが「こめかみ」の漢字として使用される理由は、直接的な関連性は明確ではありませんが、中国語に由来する部分として取り入れられたものと思われます。

こめかみ【蟀谷】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「こめかみ」という言葉の意味や由来、及び関連する情報をカンタンにまとめます。

項目	内容
「こめかみ」の基本的な意味	目の端と耳の上の間に位置する部位。
名前の由来	咀嚼する際、この部位が動くことから。「米をかむ」の意味で、日本の主食が古くから米であったことに関連して命名された。
「こめかみ」の起源	「米噛み」という名前が原形。
漢字「蟀谷」の由来	「蟀」はコオロギやキリギリスを意味するが、直接的な関連性は不明。中国語由来の部分と推測される。