やりがふろうが【槍が降ろうが】の語源・由来
【意味】 どんなことがあろうとも。 【語源・由来】 武具である槍が空から降ってくるはずがないが、槍が降ってくるような難事がふりかかっても成し遂げるという固い決意を表現した言葉。
【意味】 どんなことがあろうとも。 【語源・由来】 武具である槍が空から降ってくるはずがないが、槍が降ってくるような難事がふりかかっても成し遂げるという固い決意を表現した言葉。
【意味】 出し抜けに事を仕掛けること。相手の不意をつくこと。 【語源・由来】 もとは、暗闇に紛れて殺人を行うという意味だったが、後に、暗闇に乗じての意味は失い、不意を襲うという意味だけが残った。「不意打ち」はほぼ同義。
【意味】 すぐに。いきなり。 【語源・由来】 「矢庭」は、矢の飛び交う場のこと。今矢を射ている場所のことで、「その場で」の意だけが残った。そこから即座にの意が生じた。
【意味】 続けざまに物事を行うさま。 【語源・由来】 「矢継ぎ」とは、矢を放ったあとに、次の矢をつがえることで、矢を継ぎ変える動作が早いことからいう。
【意味】 抗議や非難をまともに受ける立場に立つ。 【語源・由来】 「矢面」とは、敵の矢が飛んでくる正面のことで、そこに立ちはだかることからのたとえ。質問や非難を飛んでくる矢に見立てた言葉。
【意味】 一度仲たがいをした者同士が、仲直りをして元に戻ること。 【語源・由来】 「鞘」とは、刀や剣などの刀身の部分をおさめておく筒のこと。いったん抜いた刀をまた元のようにすんなり鞘に納める様子から生まれた言葉。江戸時代...
【意味】 右手。右の方。右側。 【語源・由来】 馬を走らせつつ弓を射る場合、右手で手綱を取り、左手で弓を持つことが多いため、右手を「馬手」、左手を「弓手」というようになった。そこから左右それぞれの方向を示すようにもなった...
【意味】 自分の悪事が原因で受ける苦しみ。自業自得。 【語源・由来】 「身」は刀の鞘に納まっている部分を指す「刀身」のこと。 刀の手入れを怠ると刀身から錆が発生し、いざという時に使い物にならず、自分自身の命を落とすことに...
【意味】 自分が属している側。また、加勢すること。 【語源・由来】 「味方」は、もともと、「御方」と書き、天皇の側を意味した語で、そこから天皇の軍勢や朝廷の軍隊の官軍の意味が生じた、また、古くから敵側に対して自分の属す...
【意味】 武器を身につけていないこと。 【語源・由来】 もともと、武士であるにも関わらず、腰に刀を帯びていないことをいった。転じて、武装していないこと、武器を持っていないことを丸腰という。
【意味】 うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。 【語源・由来】 「的」は、弓矢中の練習をする際の目標。転じて、物事の革新の意味となった。「的を得る」は誤用。
【意味】 攻撃する方向や対象。 【語源・由来】 「矛」とは昔の武器のことで、両刃の刀に長い柄をつけたもの。戦いのときは、矛の切っ先を敵に向けることから。武器などによらず、言葉で攻撃する際にも用いる。
【意味】 重要な秘密にかかわる腹心の部下。 【語源・由来】 本来は、懐に入れたり、帯の間に挟んで持ち歩いたりする護身用の短刀のこと。「懐剣(かいけん)」ともいう。いざというときの切り札になる腹心の部下を常に肌身離さず持ち...
【意味】 戦いなどを始める。 【語源・由来】 「火蓋」とは火縄銃の火皿を覆う蓋のことで、「切る」は「開く」「外す」などの意味で、「火蓋を切る」は、火蓋を開いて転嫁すること。 弾を撃つためには火蓋を開き、火縄の火を火薬に点...
【意味】 互いに激しく争う。 【語源・由来】 「火花」は石や金属がぶつかり合うと飛び散る火のこと。もとは、戦いの場で刀を交えて、火花が出るほど激しく斬り合うことをいい、そこから生まれた。
【意味】 物事を引き起こすきっかけ。 【語源・由来】 「引き金」を引くことによって小銃やピストルなどの弾が発射されることから、比喩的に、物事が起こる誘因、きっかけの意味で用いられるようになった。引き金を引けば、人命を奪う...
【意味】 調子に乗って限度を超えること。 【語源・由来】 「羽目」は、馬を制するために口に噛ませる「馬銜(はみ)」が転じたものといわれ、「馬銜」は「食み(はみ)」とも読み、轡の一部を指す。馬を操る手綱をつけるために口に加...
【意味】 戦い・議論などの形成。 【語源・由来】 「旗色(はたいろ)」は、軍機が翻る様子。戦場で、敵味方ともに、それぞれ印として旗をかかげたことから、その旗の色が多いか、あるいは旗の翻る勢いなどで、戦況や形勢がわかったこ...
【意味】 新たに事を起こすこと。新団体を結成すること。 【語源・由来】 元来は、新たに兵を挙げること。挙兵する際は、必ず旗を掲げたことから。
【意味】 当然そうなること。 【語源・由来】 「筈」とは「矢筈(やはず)」で、弓に矢をつがえるとき、弦から外れないように矢の末端につけるもの。切れ込みが入っていて、矢筈と弦が合うのは当然であることからたとえていう。
【意味】 他人を出し抜き、自分だけ先に事を行うこと。 【語源・由来】 「抜け駆け」は、戦争で手柄をたてるために武士がこっそり持ち場を離れて敵陣に攻め込む行為をいう。このことから他人を出し抜く意味が生じた。
「抜き差しならぬ」という言葉は、事態がどうにもならない、または避けられない状況を指す表現です。 この言葉の背景には、刀の抜き差しに関する動作があります。 「抜き差し」とは、刀を鞘から抜いたり、再び鞘に収めたりすることを指...
「生兵法」という言葉は、十分に身についていない知識や技術、あるいは生半可な学問を指す表現として使われます。 この言葉の成り立ちを理解するためには、それぞれの部分の意味を把握する必要があります。 「兵法」という部分は、武術...
「名乗りを上げる」という言葉は、現代では競争やある活動に参加する意思を示す際に使われます。この表現の起源は、武士の時代にさかのぼります。 武士が戦場で戦う前の儀礼として、自分の名前や身分を大声で告げる行為を「名乗り」と呼...
「七つ道具」という言葉は、特定の仕事や目的のために必要な一揃いの道具を指します。 この言葉の由来は、武士の文化と密接に関連しています。 戦国時代、武士たちは戦場に赴く際に必ずといって良いほど持ち歩いた7つの主要な武具があ...
「伝家の宝刀」という言葉は、現代では「とっておきの方法」や「奥の手」として使われることが多いです。 しかし、この言葉の起源は文字通り、家から家へと代々伝わる家宝の刀を指していました。 特に、江戸時代以前の武士の家において...
鉄砲玉(てっぽうだま)という言葉は、行ったきり戻らないことや、そういう性質の人を指す表現として使われます。 この言葉の背後には、鉄砲から発射された玉の特性が隠れています。 具体的には、鉄砲の玉は一度発射されると、その後で...
天辺(てっぺん)という言葉の意味は、物の一番上や頂上を指すものです。 この言葉の由来は、戦の際に戦士が頭にかぶる「兜」の頂部のことを指していました。 その部分を「天辺(てへん)」と呼び、時間が経つにつれて「てっぺん」とい...
「手薬練引く」という言葉の意味は、十分に準備を整えることを表しています。 この表現の背景には、古くからの日本の武士の習慣が関わっています。 「薬煉(くすね)」とは、松ヤニを練り混ぜて作られる粘着性の強い物質のことを指しま...
「鍔迫り合い」は、日本刀やその他の刀剣における部分、鍔(つば)に由来しています。 鍔は、刀の柄の部分と刀身の間に位置する金属の板で、持つ人の手を守るための金具として機能しています。 この名前の背景には、実際の剣術のシーン...