ゆりかもめ【百合鴎】の語源・由来
【意味】 カモメの一種。小形で、体は白色。冬羽は頭部白く、後頸・耳羽は褐色、雨覆いは銀灰色。夏羽では頭部が黒褐色となる。嘴・脚は暗赤色。ユーラシア大陸北部で繁殖し、秋、日本に渡来。和歌に詠まれた隅田川の「都鳥」はこの鳥と...
【意味】 カモメの一種。小形で、体は白色。冬羽は頭部白く、後頸・耳羽は褐色、雨覆いは銀灰色。夏羽では頭部が黒褐色となる。嘴・脚は暗赤色。ユーラシア大陸北部で繁殖し、秋、日本に渡来。和歌に詠まれた隅田川の「都鳥」はこの鳥と...
【意味】 ①ユリ科ユリ属の総称。北半球の温帯に約60種。多年草。葉は線状または披針形で、平行脈が走る。花は両性で大きくラッパ形、花被片は内外各3枚で、大きく反曲する種もある。雄しべに丁字形の葯がある。花が美しく芳香があり...
【意味】 ①遊女が相愛の男に対して、誓約のあかしに小指を切ること。 ②子供などが約束のしるしとして、小指を曲げてひっかけ合うこと。げんまん。 【語源・由来】 「指切り」は、遊女が相愛の男に対して、誓約のあかしに小指を切る...
【意味】 手足の末端の枝のように分かれた部分。および。 【語源・由来】 「指」は、古くは「および」といい、さし出して物に及ぶところから、「及び(および)」の意味とされる。現在では、手足どちらも指と呼ぶが、元々は、「指(て...
【意味】 朝鮮料理。新鮮な牛の赤身肉を細切りにして調味料で和え、生の卵黄をのせて供する。 【語源・由来】 「ユッケ」は、肉の意の韓国語「ユク(Yuk)」と膾の意の「Hoe」から成る語。肉の刺身の意。漢字表記は「肉膾」。赤...
【意味】 中に湯を入れ、寝床などに入れて、足や体を温めるのに用いる道具。たんぽ。 【語源・由来】 「湯湯婆(ゆたんぽ)」の「たんぽ」は、「湯婆」の唐音。中国では唐代から湯湯婆が見られ、「湯婆子」「湯婆」と呼ばれた。「婆」...
【意味】 「涅槃経」気を許して、注意を怠ること。不注意。 【語源・由来】 「油断」は、「北本涅槃経 二二」の「王が臣下に油を持たせて通りを歩かせ、一滴でもこぼしたら命を断つと命じる。という故事から、「油をこぼしたら命を断...
【意味】 ミカン科の常緑低木。高さ約3メートル。耐寒性がある。枝幹、葉の付け根に棘が多く、葉は長卵形で有翼。夏、白色の小花を開き、花後、球形黄色のミカンに似た果実を結ぶ。果皮にはいぼ状突起があり、香気と酸味がある。果実・...
【意味】 上品な洒落やおかしみ。諧謔。 【語源・由来】 「ユーモア」は、おかしさの意の英語「humour」からで、「humor」は、湿気、体液の意のラテン語「humor」から。中世の医学では、人間は4種の体液(血液、粘液...
【意味】 (古くは清音) ①日が暮れて夜が始まろうとするころ。 ②(「昨夜」と書く。一説に「ヨベ」の転。これによれば、歴史的仮名遣いは「ゆうべ」)昨日の夕方または夜。昨夜。よんべ。 ③夕方から始まる催し物。 【語源・由来...
【意味】 ①信書(書状・はがき)その他所定の物品を国内・国外へ送達する通信制度。前島密が選定・建議した語。1871年創業。 ②郵便物の略。 【語源・由来】 「郵便」の「郵」は宿場や宿駅のことをいう。人馬を継ぎかえて宿駅か...
【意味】 自分の意見を各地に説きまわること。特に、政治家が各地を演説してまわること。 【語源・由来】 「遊説」の「遊」には遊ぶという意味のほかに、見学、学問のために、よその土地に出かける、自由に動き回るという意味がある。...
【意味】 主にオーストラリアに分布するフトモモ科の常緑高木。全体に芳香がある。材は造船・土木・建築材に利用。葉からとるユーカリ油は医薬品・香料用。 【語源・由来】 「ユーカリ」は、学名の「Eucalyptus(ユーカリプ...
【意味】 気がはればれしないこと。気がふさぐこと。 【語源・由来】 「ゆううつ」は、漢語「憂鬱」から。「管子」や「韓詩外伝」などに見られる。うれえる、心配する、心配事の意の「憂」+気のふさぐことの意の「鬱」から成る語。
【意味】 睡眠中、現実のように物事を感じる現象。 【語源・由来】 奈良時代は「いめ」。寝て物を見てることから、「寝目(いめ)」の意とされる。「寝(い)」は「睡眠」、「目(め)」は「見えるもの」の意味。
【意味】 婚約成立の印に金銭や品物を取り交わすこと。また、その金銭や品物。 【語源・由来】 申し込みの意の「言ひ入れ(いひいれ)」が変化した語で、動詞「言ふ」が語形の変化で「ゆふ」となったのに伴ない、「言ひ入れ」も「ゆひ...
【意味】 理想郷。想像上の理想的な社会。 【語源・由来】 イギリスの思想家トマス・モアが、当時のイギリス社会を批判し、理想的社会を描いた著作『ユートピア』にもとづく。ギリシャ語からの造語で「どこにもない場所」の意。
【意味】 (野や山へ)遊びに行くこと。 【語源・由来】 禅宗では、晴れ晴れとした心境で、山水の景色を楽しみながら暮らすこと。また、遊山の「遊」は自由に歩きまわること、「山」は寺のことで、修行を終えたあと、他山(ほかの寺)...
【意味】 自分だけがすぐれているとうぬぼれること。 【語源・由来】 「天上天下唯我独尊」の略。この世で自分はもっとも尊い存在であるという意。釈迦が生まれた際、七歩歩き、右手で天を左手で地を指していったとされる言葉。この世...
【意味】 わけ。理由。 【語源・由来】 漢文で、「~する理由」「~する手段」の意を表す。「所以~」を訓読したもの。「ショイ」「もって~するところ」とも読む。「ゆえん」は「故に」の転とされる。
【意味】 大分県中部の温泉町。 【語源・由来】 深刻な財政危機にあった由布院町が、当時、多くの湯治客でにぎわい、財政が豊かだった湯平村と合併したことから。一九五五年(昭和三十年)に昭和の大合併の一つとして湯布院町となった...
【意味】 東京都千代田区南東部の地名。 【語源・由来】 江戸時代の初期に、織田信長の弟で茶人として有名であった織田長益(有楽斎(うらくさい)))の屋敷があった。有楽斎は、徳川家康から数寄屋橋御門の周辺の土地と屋敷を与えら...
【意味】 煮立てた豆乳の表面にできた薄いたんぱく質の膜をすくい上げたもの。 【語源・由来】 湯葉を「豆腐皮(ゆば)」と当て字で書くことがある。もとは「うば」。干し湯葉のしわがある黄色い様子が、老婆の顔に見立て「姥(うば)...
【意味】 夏に着る木綿の単物(ひとえもの)。 【語源・由来】 「湯帷子(ゆかたびら)」の略である。「湯帷子(ゆかたびら)」は入浴時や入浴後に着る「帷子」(単物)の意から。
【意味】 用事をするついでに他のこともすることをいう。 【語源・由来】 馬で荷物を運ぶ職業の馬子が、問屋へ荷物を受け取りに行くついでに、人の荷物を運んで得た賃金のことをいったことから。
【意味】 そむく。反抗する。 【語源・由来】 弓に矢をつがえ、弦を引っ張ること。実際に矢を射る意味でも用いられるが、弓を射る相手は大抵敵であることから、敵対する意味が生じた。
【意味】 陶製の平鍋の一つ。取っ手・ふた・注ぎ口がある。 【語源・由来】 平安時代の歌人、在原業平(ありわらのなりひら)の兄である行平(ゆきひら)が、須磨で海女に潮を汲ませて塩を焼いたという故事にちなんでの名。
【意味】 染色の様式の一つ。多くの色を用いて、写実的に染め上げる。 【語源・由来】 江戸中期に京都で活躍した染め物絵師、宮崎友禅斎に由来する。友禅の描く扇絵は人気があり、その扇絵の画風を小袖の文様に応用して染色したのが始...