ぼんぼり【雪洞】の語源・由来
【意味】 ①(ぼんぼりと書く)ものがうすく透いてぼんやりと見えるさま。はっきりしないさま。ほんのり。 ②(「雪洞」と書く) ア.茶炉などに用いる紙張のおおい。せっとう。 イ紙または絹張りのおおいを付けた手燭・燭台。また、…
【意味】 ①(ぼんぼりと書く)ものがうすく透いてぼんやりと見えるさま。はっきりしないさま。ほんのり。 ②(「雪洞」と書く) ア.茶炉などに用いる紙張のおおい。せっとう。 イ紙または絹張りのおおいを付けた手燭・燭台。また、…
【意味】 家畜などを殺すこと。また、古くなった自転車などを叩き壊して解体すること。転じて、老朽したもの。廃品。 【語源・由来】 「ぽんこつ」は、「拳骨(げんこつ)」を聞き間違え「ぽんこつ」になったという説と、拳骨で殴る「…
【意味】 ①中心となるもの。また、もととなるもの。主。 ②もととしてみならうべきもの。てほん。かがみ。 ③書籍。書物。 ④まこと。正しい。正式のもの。 ⑤(接頭辞的に用いて)今問題にしているそのものの意。自分の側に属して…
【意味】 半袖襟付きのシャツ。前あきが短く、頭からかぶって着る。 【語源・由来】 「ポロシャツ」は、ポロ競技の際に着たことに由来。ポロ競技とは、小型の馬(ポニー)に乗ってT字型のスティックで木製のボールを打ち、相手のゴー…
【意味】 内分泌腺など特定の組織または器官から分泌され、血液とともに体内を循環し、特定の組織の機能に極めて微量で一定の変化を与える物質の総称。甲状腺ホルモン、性ホルモン、昆虫の変態ホルモンなど。 焼肉のホルモン焼きは、豚…
【意味】 志願者。奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人。また、その無償の社会活動。 【語源・由来】 「ボランティア」は、義勇兵の意の「volunteer」から。「volunteer」は、自由意志の意のラテン語…
【意味】 ボラ科の硬骨魚。淡・鹹両水域にすむ。体は長くて円みを帯び、頭端は鈍い。胃壁は厚く、俗に臍または臼という。背部灰青色、腹部銀白色。全長約80センチメートルに達する。世界各地に産し、養殖魚ともなる。秋に美味。卵巣を…
【意味】 ホヤ綱の尾索類の総称。海産、固着性で、単独または群体を作る。単体のものは球形から卵形、群体では板状のものが多い。木質を含む厚い被嚢を被る。出水孔と入水孔があり、水中に浮かぶ微細な食物を水とともに吸入ろ過して食う…
【意味】 イヌの一品種。ポメラニアン地方原産といわれるが、初期のものはかなり大型、現在の小型犬はイギリスで改良されたもの。毛は豊富で細く、色は多様。愛玩用。 【語源・由来】 「ポメラニアン」は、ドイツ東部とポーランド西部…
【意味】 ヤナギ科の落葉高木。北欧原産。葉は菱形。高く伸び、樹形が美しいので、街路樹や牧場などに植える。材は細工用。セイヨウハコヤナギ。このほか、北米産のアメリカヤマナラシなどの同属の数種を総称してポプラと呼ぶことがある…
【意味】 髪を後頭部に高く束ね、ポニーの尻尾のように垂らす髪型。 【語源・由来】 「ポニーテール」は、子馬のしっぽの意の英語「ponytail」から。髪を後頭部に高く束ね、ポニーの尻尾のように垂らす髪型のことをいう。
【意味】 ①大方。大略。 ②今少しで。すんでのことで。 【語源・由来】 「ほとんど」は、大体、ほとんどの意味の副詞「ほとほと」が転じた語。室町時代中頃には、「ほとんど」の形で見られる。「ほとほと」は、「ほとり」の語根「ほ…
【意味】 ①キク科のタビラコの別称。春の七草の一つ。 ②シソ科の一年草または越年草。原野・路傍に自生。茎は柔軟で高さ25センチメートル前後。春、紫色の唇形花を輪状に付ける。ホトケノツヅレ。三階草。漢名、宝蓋草。 【語源・…
【意味】 ①ア悟りを得たもの。仏陀。 イ釈迦牟尼仏。 ②仏像。また、仏の名号。 ③仏法。 ④死者またはその霊。 ⑤ほとけのように慈悲心の厚い人。転じて、お人よし。 ⑦大切に思う人。 【語源・由来】 「ほとけ」は、「ぶつ(…
【意味】 ①機関銃の一種。ガス圧を利用した空冷式のもの。 ②紙綴器の一種。「コ」の字型の綴じ針を挿入し内側へ折り曲げることで、紙などを綴り合わせる具。綴込器。ステープラー。ホチキス。 【語源・由来】 アメリカの兵器発明者…
【意味】 祝儀やお年玉を入れる、小さい熨斗袋。 【語源・由来】 「ポチ袋」の「ポチ」は、京阪の方言で心づけ、祝儀、チップのこと。客が、芸妓や茶屋女に少額の祝儀を渡したことがはじまりで、「これっぽち」という控えめな気持ちが…
【意味】 ホタルイカモドキ科のイカ。小型で、胴長6センチメートル弱。体の各部に数百個の発光器を備え、刺激を受けると青白い光を発する。水深600メートルくらいにすむが、5~6月の産卵期には夜浮上する。オホーツク海から日本海…
【意味】 ①糯米や粳米などを炊き、軽くついて小さく丸め、餡(あん)・黄粉(きなこ)・胡麻などを付けた餅。おはぎ。はぎのはな。きたまど。隣知らず。 ②女の顔の丸く大きく醜いもの。 ③丸くて大きなもののたとえ。 【語源・由来…
【意味】 ①束縛される。からみつかれる。 ②特に、人情にひかれて心や行動が束縛される。 【語源・由来】 「絆される」は、綱でつなぎとめる、自由を束縛されるの意の動詞「絆す(ほだす)」に受身の助動詞「れる」が付いた形。束縛…
【意味】 フランス料理のスープの総称。日本では特に、コンソメに対して、とろみのある濃いスープを指す。 【語源・由来】 「ポタージュ」は、フランス語「Potage」から。「po」は、飲むことの意の古い印欧祖語で、ラテン語の…
【意味】 ①ア.部署。 イ.職。地位。 ②郵便箱。また、郵便受け。 ③標柱。支柱。 【語源・由来】 「ポスト」は、英語「post」から。「post」は、配置する、立てるの意のラテン語「ponere」の過去分詞男性形が、フ…
【意味】 つぶれる。駄目になる。 【語源・由来】 「ぽしゃる」の「ぽしゃ」は、降参する意の「シャッポをぬぐ」の「しゃっぽ」の倒語。「シャッポをぬぐ」は「シャッポだ」ともいい、降参する意味と駄目になる意を関連付けた語。
【意味】 ①こまかな塵(ちり)の飛ぶもの。綿のようなごみ。 ②はした。あまり。のこり。 【語源・由来】 「ほこり」は、「ホオコリ(火起)」「ホケリ(火気)」「ホコゴリ(火凝)」「ホコリ(火残)」「立ち放こる」の意味からと…
【意味】 皮膚に点在する黒色または暗褐色の小斑で、母斑の一種。毛を生ずることもある。ははくそ。ほくそ。 【語源・由来】 「ほくろ」は、古くは「ははくそ」といい、「くそ」は、「垢」や「かす」のことで、「ほくろ」が、母の胎内…
【意味】 言葉少なく無愛想な人。また、道理のわからない者。わからずや。 【語源・由来】 「朴念仁」の「ぼくねん」は擬態語、「じん」は人の意。無愛想で(頭が堅くて)話せない人のこと。
【意味】 小鋼球をペン先に装置し、運筆に応じて回転し軸内の糊状インクを滲出させて書くペン。 【語源・由来】 「ボールペン」は、英語「ballpoint pen」を略した語。小鋼球がペン先にはめこまれていることからの名。1…
【意味】 ①割増金。株式の特別配当金。 ②賞与。特別手当。期末手当。 【語源・由来】 「ボーナス」は、英語「bonus」から。「bonus」は、良いの意のラテン語「bonus」から。「bonus」は、ローマ神話の成功と収…
【意味】 スズメ目ホオジロ科の鳥。スズメより少し大きく、背面は大体栗褐色で、胸腹部は淡褐色、顔は黒色で頬が白い。日本では林縁や草原・川原など開けた場所でよく見られる。雄のさえずりは「一筆啓上仕り候」「源平つつじ白つつじ」…
【意味】 今にも這い出さんばかりの様子。散々な目にあってかろうじて逃げる様子。 【語源・由来】 「這う這うの体」の「這う這う」は、這うようにして、這いながら、かろうじて歩いてという意味。転じて、散々な目にあってかろうじて…
【意味】 ①頭にかぶって寒暑または塵埃を防ぎ礼容をととのえるもの。 ②烏帽子の略。 ③物の頭部にかぶせるもの。 ④刀剣の切先にある刃文。 ⑤囲碁で、相手の石を攻めるため、二路上からかぶせるように圧迫する手。 【語源・由来…
【意味】 ①手に持てるほどの細長い木。 ②戦術の略。 ③描いたまっすぐな線。 ④一直線であること。単調で変化に乏しいこと。 【語源・由来】 「ぼう」は呉音読みから。漢字表記「棒」は、「木」+両手で捧げる意の「奉」からなる…
【意味】 イヌの一品種。肩高60センチメートルほど。短毛で垂耳、尾は細くまっすぐ。白地に赤褐色・黒色などの斑紋をもつ。スペイン原産でイギリスやドイツで改良された。とくに鳥の狩猟用に適する。 【語源・由来】 「ポインター」…
【意味】 トウダイグサ科の観賞用低木。メキシコ原産。高さは約30センチメートル~3メートル。葉は卵状楕円形で浅裂。枝の上部には、葉より幅が狭く赤のほか桃・白など美しい色の苞(ほう)が車状につき、クリスマスのころよく出回る…
【意味】 友だち。 【語源・由来】 友人、友達を意味する中国語の明友(péngyou)から。発音も中国語をそのまま使ったもの。
【意味】 橙などの柑橘類を絞った汁。 【語源・由来】 オランダ語で柑橘類の果汁を意味する「pons(ポンス)」から。「ス」に「酢」を当てた表記。本来は酢とは関係ない。「酢」につられて「ポンズ」とも読む。
【意味】 衣服などの開きを止める道具。 【語源・由来】 ポルトガル語の「botao」から。「釦」「鈕」の表記は当て字。スイッチの意の「ボタン」は、英語「button」から。
【意味】 片栗粉に卵・砂糖などを加えて焼いた小さなまるい菓子。 【語源・由来】 ポルトガル語boloから。江戸時代には「ぼうろ」「ぼうる」と書き、小麦粉に砂糖や水などを加えて焼いた菓子を指した。現在一般に、「ボーロ」と呼…
【意味】 売春の客引き。 【語源・由来】 もとは、土地に不案内なもの、ぼんやりしたものをだまして金品を巻き上げるもののこと。ぼんやりものを引っ張ってだますことから「ぼん引き」といい、それが転じたものといわれる。また、盆の…
【意味】 燃えている火の先。 【語源・由来】 「火の穂(先端)」の意からの転。
【意味】 法外な料金を要求する。不当な利益をむさぼる。 【語源・由来】 一九一八(大正七)年、米の価格が暴騰し、全国各地で米騒動が起き、その際に出された「暴利(ぼうり)取締令」の「暴利」を動詞化した言葉。「ぼられる」と受…
【意味】 容疑者。または犯人。 【語源・由来】 警察の隠語。
【意味】 集会などへの出席を集団で拒否すること。 【語源・由来】 一八世紀、アイルランドで、小作人たちが結成した土地改革同盟から排斥された農場支配人、チャールズ・ボイコット大尉(Charles Boycott)の名に由来…
【意味】 生まれつきの性質や能力。 【語源・由来】 英語instinctの訳語。明治初期に西周(にしあまね)が当てたとされる。
【意味】 偶発的な事故などに備えて、あらかじめ多くの人が資金を出し合い、不利益を被った際に給付を受ける制度。 【語源・由来】 英語insuranceの訳語。 in「その状態にする」sure「確実な」ance「もの、こと」…
【意味】 どんなに穏やかな人でも、無礼が続けば怒り出す。 【語源・由来】 「仏の顔も三度撫ずれば腹立つ」の略。仏といえども、日に三度も顔を撫でつけられれば腹が立つという意から。
【意味】 太って突き出た腹。 【語源・由来】 布袋は、中国後梁の禅僧。弥勒菩薩の化身といわれる。日本では七福神の一体で、大きな腹をした姿で描かれることから。
【意味】 心を悩ますもの。 【語源・由来】 「煩悩」とは、本来は仏教語で、何かに心がひどく煩わされて心の平穏が保てないこと。すべての欲望や怒り、執着などを基本とする。
【意味】 でたらめ。うそ。また、大言を吐くこと。 【語源・由来】 仏教では「ほうら」と読み、仏の説法のさかんなことをいう。もともと、「法螺」は法螺貝の意味で、吹くと大きな音がする巻き貝でつくった笛の一種。山伏が深山でお互…
【意味】 死後の冥福。 【語源・由来】 菩提は梵語bodhiの音写。「道・智・覚」と訳され、煩悩を断って得た悟りをいう。また、涅槃に至ること。人は死ぬと仏になるという信仰から、死後の冥福という意味を持つようになった。
【意味】 ある目的を達成するために利用する便宜上の手段。 【語源・由来】 「方便」とはもとは仏教語で、衆生を救い、真の教えへと導くための便宜的な手段のこと。「嘘も方便」という成句は江戸時代から見られ、法華経の「三車火宅(…
【意味】 ①僧のこと。 ②(ほかの言葉について)そのような人のこと。 【語源・由来】 本来は、大寺院の坊(僧の住居)の主、主僧をいうことば。転じて、僧の俗称。また、僧のように頭に毛がないこと(人)。男の子に親しみを込めて…
【意味】 政治上の理由で、本国を脱出して他国へ亡命すること。 【語源・由来】 「命」は名を記した戸籍。もとは他国へ逃げて、戸籍から名前を消すことの意であった。
【意味】 後悔する。 【語源・由来】 「臍」はへそ。自分のへそを噛もうとしても口は届かないが、それでも噛もうとするほど残念でいらいらすることから。春秋時代、鄧の祁候(きこう)の三人の甥が、楚の文王を見て、祁候に進言した時…
【意味】 人びとを教え導く人。指導者。 【語源・由来】 昔、法令などを世に示すときに鳴らした木製の舌を持った金属製の鈴のこと。人民に触れて歩くときに、これを振り鳴らしたことから。転じて、世間に警告を発し、教えを導く人のた…
【意味】 思っていた通りの結果になって、ひそかに笑う。 【語源・由来】 「ほくそ」を「北叟」の転とする説がある。北叟は、中国の北方の砦に住むとされた老人塞翁(『淮南子』の故事「塞翁が馬」(人生の吉凶や禍福は予想できないも…
【意味】 意見や態度をかたく守り続けること。 【語源・由来】 「墨」は、博愛・非戦を説く、中国春秋時代の思想家の墨子(ぼくし)のこと。楚の王は、公輸盤(こうしゅばん)が開発した雲梯(長いはしご)を使って、宋を攻めようとし…
【意味】 他人の目を気にせず、勝手気ままにふるまうこと。 【語源・由来】 中国の『史記(刺客列伝)』にある「旁(=傍)若無人者」という表現から。「傍らに人無き者のごとし」と訓読し、「まわりにひとがいないかのようなふるまい…
【意味】 京都市中京区の地名。三条通の一筋南から四条通まで、鴨川に沿った南北の細長い通りを指す。 【語源・由来】 鴨川岸の先端に、家が立ち並んでいた様子から、ポルトガル語のponta(ポント・先端)、または、ponte(…
【意味】 柑橘類の一つ。インド原産。 【語源・由来】 「ポン」は、インド西部の地名、「poona」の中国音から。「凸柑」とも書く。
【意味】 ユリ科の多年草。 【語源・由来】 鳥のホトトギスの羽毛の斑点と花の模様が似ていることから。「時鳥草」「油点草」とも書く。
【意味】 アカザ科の一・二年草。 【語源・由来】 中国の唐代にペルシアから伝えられたことによる。後に「菠薐(ホリン)」となり、日本では変化して「ホウレン」となった。
【意味】 ホタル科の昆虫。 【語源・由来】 夜間に光ることから「火照(ほてり)」または、「火垂(ほたり)」とよばれ、それが転じたものといわれている。
【意味】 海産の二枚貝の一種。 【語源・由来】 貝殻の一片を帆のように開いて立て、もう一方の殻を船にして、風を受けて水上を帆走する帆掛舟(ほかけぶね)のように進むという俗説から来ている。実際には、殻を激しく開閉させ、殻の…
【意味】 料理に使う刃物。 【語源・由来】 元来は「庖丁(ほうてい)」で、古代中国の伝統的な料理人の名。『荘子・養生主篇』の中に、文恵君のために庖丁が上手に牛を骨と肉に分けた話がある。転じて、料理人の意。日本では「ほうち…
【意味】 猪の肉を使った味噌仕立ての鍋。猪鍋。(ししなべ)。 【語源・由来】 いのししの肉を煮こむと脂身がちぢれて、牡丹の花のようになるという説、また、いのししの肉を大皿に並べると、鮮やかな肉のいろどりが、牡丹の花のよう…
【意味】 隠している欠点や失敗。 【語源・由来】 「ぼろ(襤褸)」は布や着物が破れているさまを表す擬態語「ぼろぼろ」から出た言葉とされる。使い古しの布、つぎはぎの着物の意。それに、さげすみの意を込めて強調する「くそ(糞)…
【意味】 1、競馬・競輪などで、優勝の第一候補。 2、最有力とされる人。 【語源・由来】 「命」を呉音読みした「ほんみょう」が本来の読み方。陰陽道で生まれた年により決められている特定の星、生まれた干支をさす言葉。陰陽道で…
【意味】 勝負に負ける。 【語源・由来】 相撲で、星取表に書き入れて勝ち負けを示す白黒の丸いしるしを星ということから出た言葉。他にも、勝負の世界ではよい成績を残すことを「星を残す」、運よく勝つことを「星を拾う」などという…
【意味】 ぼんやりしている人。愚か者。 【語源・由来】 漢字で書くと「盆暗」。「盆」は賭博の意で、盆の上での勝負に対する目利きが暗いことから、勝負によく負ける人を賭博用語で「盆暗」とののしったことから。また、小児の「坊」…
【意味】 役に立たないもの。 【語源・由来】 「反故」は本来は、漢語で一度使った紙を裏返すことを意味する。転じて、「不要なもの」の意になった。古くは「ほぐ」「ほうぐ」「ほうご」とも読む。
【意味】 (接尾語的に用いて)思いのまま。 【語源・由来】 和歌・連歌・俳諧などで、主題から離れたものを対象に詠むことをいう「傍題(ぼうだい)」と混同されたという説がある。もとは、「常軌を逸していること」の意で使われた言…
【意味】 1 線を引いて帳簿などの記載を消すこと。棒消し。 2 貸借関係を終わりにすること。帳消し。 3 長音を表す書き方。「ああ」を「あー」と書く類。音引き。 【語源・由来】 帳簿の文字や数字を棒線を引いて消すことから…
【意味】 せっかくの努力や成果を無にする。 【語源・由来】 商品を天秤棒に担いで売り歩く「棒手振り(ぼてふり)」という言葉から「棒に振る」という言葉ができたといわれている。 「棒手振り」は天秤棒を担いで、青物や魚を売り歩…
【意味】 攻撃する方向や対象。 【語源・由来】 「矛」とは昔の武器のことで、両刃の刀に長い柄をつけたもの。戦いのときは、矛の切っ先を敵に向けることから。武器などによらず、言葉で攻撃する際にも用いる。
【意味】 有利な方につこうと、形勢を見守ること。「洞ヶ峠を決め込む」というように使用する。 【語源・由来】 「洞ヶ峠」とは、京都府南部と大阪府枚方市との境にある峠のこと。天正10(一五八二)年、羽柴(豊臣)秀吉と明智光秀…
【意味】 不遇な身の上の人や弱い者に対して、第三者が同情して肩を持ったり、応援すること。 【語源・由来】 「判官」とは、平安時代に置かれた検非違使の尉のことで、判官贔屓の「判官」は九郎判官源義経のこと。平家討伐の際に大い…