ふんばる【踏ん張る】の語源・由来
【意味】 ①足に力を入れて倒れまいとする。 ②主張して屈しない。譲歩しない。 ③気力を出して苦難に堪える。こらえる。がんばる。 【語源・由来】 「ふんばる」は、「踏み張る(フミハル)」の音便。「踏み張る」は、足を開いて強…
【意味】 ①足に力を入れて倒れまいとする。 ②主張して屈しない。譲歩しない。 ③気力を出して苦難に堪える。こらえる。がんばる。 【語源・由来】 「ふんばる」は、「踏み張る(フミハル)」の音便。「踏み張る」は、足を開いて強…
【意味】 多くあるさま。十分にゆたかなさま。たくさん。 【語源・由来】 絶え間のないことの意の「不断(ふだん)」の転。途切れることなく続く意から多くあるさまをいうようになった。「ふんだん」のほか、「ふんだく」「ふんだ」と…
【意味】 ふんぎること。決断すること。 【語源・由来】 「ふんぎり」は、思い切ることの意の「踏み切り(フミキリ)」の音便。「踏み」は動詞「踏む」の連用形の名詞形。「ふん」は、「ふん縛る」「ふん捕まえる」のように、思い切る…
【意味】 くそ。大便。 【語源・由来】 「ふん」は、漢字「糞」を読んだもので、呉音・漢音ともに「ふん」。漢字表記「糞」は、肥料の意味がある。現在では、人間の排せつ物は「くそ」、「大便」といい、動物の排せつ物を主に「ふん」…
【意味】 申し込むこと。特に、結婚の申し込み。求婚。 【語源・由来】 「プロポーズ」は、結婚を申し込む意の英語「prppose」から。「propose」は前に置く意のラテン語「proponere」(前にの意の「pro-」…
【意味】 数種のナチュラルチーズを原料にし、それを混合・加熱・溶解して作る加工チーズ。 【語源・由来】 「プロセスチーズ」は、英語「process cheese」から。「process」は加工処理するという意味で、「na…
【意味】 ①風呂に入る時には衣類を包んでおき、湯から上がった時には足を拭うのに用いた布。 ②物を包むのに用いる方形の布。古くは「ひらづつみ」ともいう。 【語源・由来】 「風呂敷」は、風呂の床に布を敷いたことから。 元々は…
【意味】 ウェブサイトの一種。個人や数人のグループで運営される日記形式のもので、情報提供や意見交換などのコミュニケーション機能が付加されている。 【語源・由来】 「Web」と「log」の造語、Webに残される記録の意の「…
【意味】 ①入浴のために設けた場所。湯殿。浴室。また、ゆぶね、古くは戸棚式の蒸風呂、江戸時代、浴槽を設けたものや柘榴口をつけたものが現れ、蒸風呂は次第に廃れた。温湯浴が主流になるとともにそのための浴槽・浴室、また湯そのも…
【意味】 あらかじめ工場で部材の加工・組立を行い、現場で組み上げる建築構法。また、その建築物。 【語源・由来】 「プレハブ」は、英語「prefab」から。「prefab」は、prefabrication」の略。「pref…
【意味】 贈り物をすること。また、贈り物。進物。 【語源・由来】 「プレゼント」は、英語「present」から。「present」は、前に持ってくるという意味のラテン語から。「present」は前にの意の「pre」+存在…
【意味】 イヌの一品種。イギリスで雄牛(ブル)との格闘犬として作出。毛色はふつう茶、腹側は白い。肩高約40センチメートル。頭は大きく、口は幅広く、独特のしゃくれた顔をしている。四肢は筋骨たくましく、耳は小さく尾も短い。現…
【意味】 ①昔のことである。 ②存在してから長い年月を経ている。以前から伝わっている。 ③長い間使いならして古びている。 ④年老いている。年功を積んでいる。 ⑤陳腐だ。珍しくない。 ⑥新鮮でない。 【語源・由来】 「ふる…
【意味】 プディングの訛。カスタード-プディングのこと。 【語源・由来】 「プリン」は、英語「pudding」の訛。 「pudding」は、腸やソーセージの意のラテン語「boutullus」からという説がある。「bout…
【意味】 ヤナギ科の落葉低木。バッコヤナギとネコヤナギの雑種と推定され、切り花用に植栽される。アカメヤナギ。ピンクネコヤナギ。 【語源・由来】 「フリソデヤナギ」は、1657年、江戸でおこった「明暦の大火(振袖火事)」の…
【意味】 蚤の市。フリマ。 【語源・由来】 「フリーマーケット」は、英語「flea market」からで、「flea」は蚤の意。「フリーマーケット」は、パリ郊外の「ラ・ポルト・ド・サン・クリニャンクール」で開かれた中古品…
【意味】 アジ科の海産の硬骨魚。体は長い紡錘形。背部は鉄青色、腹部は銀白色で、体側に前後に走る淡黄色の帯がある。全長約1メートル。日本付近に分布し、養殖もされる。寒鰤といい、冬に美味。いわゆる出世魚で、幼魚から順にワカシ…
【意味】 商標。銘柄。特に、名の通った銘柄。 【語源・由来】 「ブランド」は、英語「brand」から。「brand」は、罪人に押した焼印の意味もあり、焼印を利用して、自社製品の表示を行っていたことから商標、銘柄の意になっ…
【意味】 ①計画。設計。 ②設計図。平面図。 【語源・由来】 「プラン」は、計画、企画、工夫する、設計するの意の英語「plan」から。「plan」は、平面図の意のラテン語「plaus」から。
【意味】 ①かきしるしたもの。文字。 ②文書。書物。 ③手紙。書状。恋文。 ④学問。特に、漢学。 ⑤漢詩。漢文。 【語源・由来】 「ふみ」は、「文」の字音「フン」からといわれる。
【意味】 ①人や物をのせて水上を渡航するもの。 ②水・酒などを入れる箱型の器。湯ぶね・酒槽(さかぶね)・紙漉槽・馬糧桶の類。 ③棺。 ④刺身などを入れて売る底の浅い容器。 「舟」は手でこぐ小型のものに使うことが多い。「槽…
【意味】 いくじのないこと。まぬけ。こしぬけ。 【語源・由来】 「腑抜け」の「腑」は内蔵、はらわたの意。はたわたをぬきとられている意から、いくじのないことを意味する。似たような言葉に「腑が抜ける」があり、元気がなくなる、…
【意味】 合点がいかない。納得できない。 【語源・由来】 「腑に落ちない」の「腑」は内蔵。転じて、心の意。そこから、「腑に落ちない」は、人の意見などが心に入ってこない、納得できないという意味になった。本来は、「腑に落ちな…
【意味】 ブナ科の落葉高木。やや高い山地に生え、ブナ帯の代表種。特に日本海側山地に多い。幹の高さ約20メートル。葉は広卵形。5月頃、淡緑色の花を開き、単性で雌雄同株。果実は殻斗(かくと)内になって堅く、10月頃成熟し、食…
【意味】 ①蒲の葉で編み、坐禅などに用いる円座。ほたん。 ②(「布団」は当て字)綿・藁またはパンヤ・羽毛などを布地でくるみ、座りまたは寝る時に敷いたり掛けたりするもの。 【語源・由来】 「ふとん」は、元々は、蒲の葉で編ん…
【意味】 フトモモ科の常緑高木。インドネシア原産。沖縄では野生化。高さ8メートル。葉は披針形で厚い。花は白色・大形で長い雄しべが多数伸びる。液果は芳香があり、食用。 【語源・由来】 「フトモモ」は、中国名の「蒲桃(プータ…
【意味】 不満があって人の言うことをきかない。また、不平があって投げやりな振舞をする。ふてくさる。 【語源・由来】 「ふてくされる」は、動詞「ふてる」の強調表現。「不貞腐れる」は当て字。「ふてる」は、捨てばちな行動に出る…
【意味】 ①仏教で重んずる、仏と法と僧。すなわち三宝。 ②ブッポウソウ目ブッポウソウ科の鳥。全長約30センチメートル。頭・風切羽・尾羽の大部分は黒色、その他は美しい青緑色で、嘴・脚は赤い。風切羽の中央に青白色の大斑があり…
【意味】 突然起こる。思いがけなく現れる。 【語源・由来】 「降って湧く」は、「天から降る」と「地から湧く」を合わせた語。天から降り地から湧くことが同時に起こることを意味し、そこから、思いがけなく現れる意味になった。
【意味】 ①太くしっかりしていること。 ②ごつごつして不格好なこと。ふていさいなこと。 ③ごつごつして風情がないこと。無骨。 ④雑なさま。かるはずみなさま。 ⑤つたないこと。ゆきとどかないこと。 ⑥江戸時代、叱り・手鎖・…
【意味】 ①もののいろ。 ②風景景気。自然の景色。 ③人相書または容貌によって、その人を探すこと。また、適当な人または物を多くの中から探し求めること。 【語源・由来】 「物色」は、元々は、もののいろ、風景景色、自然の景色…
【意味】 釈尊の遺骨。仏骨。遺形(ゆいぎょう)。 【語源・由来】 「仏舎利」の「舎利」は、遺骨の意のサンスクリット語「sharira(シャリーラ)」の音写。塔に舎利を納めて、信仰の対象とした。
【意味】 (フミツキの略)陰暦7月の異称。ふつき。 【語源・由来】 「文月」は、「文被月(ふみひろげづき、ふみひらきづき)」からとされる。「文被月」は、書道の上達を祈って、短冊に歌や字を書く願い事などを書く七夕の行事に因…
【意味】 平生。平常。 【語源・由来】 「ふだん」は、現在では、「普段」と書かれることが多いが、元は「不断」と書く。 絶えないこと、絶え間のないことの意味から、平常の意味が生まれた。「普段」は当て字。
【意味】 相応している。つりあっている。よく似合っている。 【語源・由来】 「ふさわしい」は、動詞「ふさふ(相応う)」が形容詞化した語。「ふさふ」はつりあう、調和する、似合うの意味で、平安時代に「ふれそふ(触添)」が変化…
【意味】 ①いったん離別した夫婦の仲は元通りにならないことにいう。 ②転じて、一度してしまったことは、取り返しがつかないことにいう。 【語源・由来】 「通俗編(故事)」から。周の呂尚(太公望)が、仕事もせずに本ばかり読ん…
【意味】 キンポウゲ科の多年草。アジア北部に分布し、日本の山地にも自生。縁起の良い名称と、花の少ない時期に咲くのが珍重され、正月用の花として広く栽培。太い根茎をもち、地上茎は高さ約20セントメートル。葉は羽状複葉。早春、…
【意味】 ①フグ科とその近縁の硬骨魚の総称。多くは体は肥り、背びれは小さく、歯は板状で鋭い。攻撃されると、腹部を膨らますものが多い。肉は淡白で美味、冬が旬であるが、内臓などには毒を持つものが多い。マフグ・トラフグ・キタマ…
【意味】 特殊な飼育法によって肥大させた、鵞鳥あるいは鴨の肝臓。高級な料理材料として珍重され、オードブルなどに用いる。フォワグラ。 【語源・由来】 「フォアグラ」は、フランス語「foie gras」から。肝臓の意の「fo…
【意味】 セリ科の多年草。南欧原産で古くから栽培され、同科別属のヒメウイキョウと共に欧米では重要な薬用・香辛料植物。全体に芳香があり、高さ1~2m。葉は糸状に裂け、夏、黄白色の小花から成る花序をつける。果実は円柱状で、生…
【意味】 フェルトを芯軸としたペン。 【語源・由来】 「フェルトペン」は、芯軸にフェルトを使用していることからの名。英語では「felt tip pen」「felt tipped pen」という。1791年、イギリスの貴族…
【意味】 スズキ目フエフキダイ科。全長45cmになる。体は卵形に近く、側扁する。吻はやや突出し、体色は淡黄褐色で、腹方は淡い。口内は鮮紅色。両顎の前部に2対の犬歯がある。和歌山県以南、東インド諸島までに分布する。 【語源…
【意味】 ゴルフやボウリングで、成績が最後から2番目の者。 【語源・由来】 「ブービー」は、英語「booby」から。「booby」は、「のろま」の意のスペイン語「bobo」に接尾語「-y」が付いた語。本来は最下位の者にい…
【意味】 イヌの一品種。大きさにより、スタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイなどに分ける。毛色は白が多い。長毛だが、普通は腰・関節部意外の四肢を刈りこむ。もと水鳥の狩猟用で、関節部を保護した名残といわれる。現在は愛玩…
【意味】 好機に乗じて世に頭角を表した人。 【語源・由来】 「風雲児」の「風雲」は、竜が風と雲とを得て天に昇るように、英雄豪傑などが世に頭角を表すよい機会、また、世が大きく動こうとする気運をいう。そこから、好機に乗じて世…
【意味】 はやり。流行。特に服装・髪形などについていう。また、転じて、服装。 【語源・由来】 「ファッション」は、流行、形づくる、適合させるの意の英語「fashion」から。「fasion」は、作ることの意のラテン語「f…
【意味】 鎖などで吊り下げられた板に乗り、前後に揺らして遊ぶ遊具。 【語源・由来】 ポルトガル語のbalanço(バランソ、英語のバランス、スィングの意もある)からという説。また、擬態語「ぶらり」「ぶらん」などからできた…
【意味】 化学実験に用いるガラスの容器。徳利状に首が細くなっている。 【語源・由来】 ラテン語のフラスカ(flasca)が語源。英語ではフラスク(flask)、ドツ語ではフラッシェ(flasche)、スペイン語・ポルトガ…
【意味】 いばって体を反り返らせる。 【語源・由来】 「踏み反り返る」が転じたもの。「ふん」は、「ふみ(踏み)」が撥音便化した語で、踏ん張るという意。「ぞり」は「そる(反る)」が連濁したもので、上体を後ろの方へ曲げる意。…
【意味】 気の毒なこと。かわいそうなこと。 【語源・由来】 この意では「不憫」とも書くが、当て字。もとは「不便」。明治以降、都合の悪いことの意を「不便(ふべん)」と読むようになったが、それ以前は、この意でも「ふびん」と読…
【意味】 字や絵をかく道具。 【語源・由来】 古くは「文手(ふみて・ふみで)」といい、奈良時代以前から使われる筆記具。 「文手」の「文」は手紙の意、「手」は書くことの意。文を書く道具の意から。「ふみで」「ふみて」が、「ふ…
【意味】 言動に愛想のないさま。 【語源・由来】 水飴を煮つめて回転させながら、引き伸ばして切っただけの白い棒状の「打っ切り飴」(ぶっきりあめ)を「打っきり棒」といい、転じて、ぶっ切られたさまや、味や形に変化がないことか…
【意味】 洗練されていないこと。無風流なこと。 【語源・由来】 ぶしつけである意の「骨 (こち) 無し」を音読みにした語。
【意味】 鍛冶屋などが使う、火をおこすための送風装置。 【語源・由来】 もとは獣皮でつくった皮袋を用いたことから「吹革(ふきがわ)」といった。のち、「ふいごう」に変化して、「ふいご」になった。
【意味】 複数の有毒物質が混じり合うことによる、毒性の高い汚染。 【語源・由来】 一九七四年一〇月一四日から一九七五年六月三〇日まで、朝日新聞に連載された有吉佐和子の長編小説。環境汚染問題について社会に警鐘を鳴らすことを…
【意味】 値打ちを知らない者には、どんな価値のあるものでも無意味であるということ。 【語源・由来】 『新約聖書、マタイ伝七章』の山上の説教にあることば。「真珠を豚に投げ与えてはならない。それを足で踏みにじり。向き直ってあ…
【意味】 うれしい知らせ。吉報。 【語源・由来】 原語のギリシャ語では「ユーアンゲリオン」で、元々は戦争で勝利したという知らせのことの意。漢訳聖書からの借用で、英語ゴスペルの訳語。新約聖書で、イエス・キリストの死と復活を…
【意味】 準備を整えて誘っても、人がそれに応じない。 【語源・由来】 『新約聖書・マタイ伝・十一章』に「笛を吹いたのに踊ってくれなかった。 葬式の歌を歌ったのに、悲しんでくれなかった」とあるのに基づく。
【意味】 厳しくつらい時期を越えれば、幸福が訪れることのたとえ。 【語源・由来】 イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」にある結びの一説。If Winter comes, can Spring be far behi…
【意味】 人間が社会的生活を営む中で生み出してきたあらゆる成果。 【語源・由来】 ドイツ語Kulturまたは、英語cultureの訳語。古くは漢籍にも見られる言葉。「culture」は「耕す」を意味するラテン語「cole…
【意味】 そこにいる人やその場から自然に作り出される独特の気分。 【語源・由来】 幕末に、オランダ語のluchtが訳され「空気」の意で用いられた語。明治初期に英語atmosphereの訳語となり、明治後期には、抽象的な意…
【意味】 無愛想な顔。ふくれっつら。 【語源・由来】 「仏頂」は「仏頂尊」のこと。仏頂尊とは、仏の頭頂に宿り、仏の知恵を示す。この「仏頂尊」が恐ろしい顔をしていることから。また、嫌そうな顔をいう「不承面」の転ともいわれる…
【意味】 物事の道理をわきまえること。 【語源・由来】 仏教語で、梵語vikalapaの漢訳。「思惟(しゆい)」とも訳す。仏教では本来「知識に頼った理解」のことをいい、煩悩にとらわれている人間の誤った認識をもいう。
【意味】 仏事の際、僧に渡す謝礼。 【語源・由来】 梵語Dānaの訳語で、施しの意。音訳した語は旦那・檀那となる。本来は、涅槃の境地に到達するために、菩薩が実践すべき六種類の修行、六波羅蜜(ろくはらみつ)の一つで、金品を…
【意味】 家などを建てること。 【語源・由来】 功徳をひろく請い願うことをいい、禅宗の寺で、修行僧が総出で労働に従事することをいった。転じて、室町時代から江戸時代には、禁城の際の大掛かりな土木工事のことを意味した。
【意味】 思考力や判断力の及ばないこと。原因や理由がわからいこと。 【語源・由来】 仏教語の「不可思議(ふかしぎ)」(思議すべからず)の略。想像することも、ことばで言い表すことも思いはかることもできないこと。つまり、仏の…
【意味】 (親や師に似ないで)愚かであるさま。また(至らない)自分を謙遜していう語。 【語源・由来】 「肖」は似る意。「不肖」は、すぐれた天子や賢人に、あるいはすぐれた父に似ないで愚かであること。日本ではふつう、親や師に…
【意味】 心の奥底。また、心から信頼できる相手。 【語源・由来】 腹と胸。すなわち体の中心となる大切な部分の意。また、腹や胸のように頼みになるところから、心の奥底の意や、自分の腹とも胸とも頼む人の意が生じた。
【意味】 夜でも昼のように明るいにぎやかな場所。歓楽街など。 【語源・由来】 漢の時代、中国の東莱郡(現在の山東省)の不夜県にあった城の名からとする説がある。不夜県の名は、夜も太陽が出て明るかったという伝説による。「三斉…
【意味】 世間の騒がしい議論・評判。とりざた。 【語源・由来】 「酔えば則ち鐸(すず)を執りて挽歌し、物議を屑(いさぎよ)しとせず(酔うと大きな鈴を鳴らしてうたい、世間の評判など気にもしなかった)」から出た言葉。これは、…
【意味】 東京都江東区西部の地名 【語源・由来】 江戸初期に、摂津国(大阪府)から移住してきた深川八郎右衛門が小名木川北岸一帯の開拓を行ったことによる。
【意味】 ブドウ科のつる性落葉果樹。西アジア原産。 【語源・由来】 中国には西域から伝わったが、西域の言語で「budau」と呼んでいたのを音写して「葡萄」の文字を当てたものと考えられている。それを日本で音読みしたもの。
【意味】 フクロウ科の夜行性の鳥。 【語源・由来】 毛が膨れた姿から「膨るる(ふくるる)」の転といわれる。また、鳴き声に由来するともいわれている。他にも、夜行性なので、「昼隠居(ひるかくろう)」の転ともいわれる。別名「五…
【意味】 柔らかく煮た大根や蕪に味噌をかけて食べる料理。 【語源・由来】 名前の由来には諸説ある。「風呂吹き」とは蒸し風呂で垢をこすり取る役目の者のことで、その風呂吹きが息を吹きかけながら垢をこすり取るさまが、熱い大根に…
【意味】 大根・茄子・鉈豆・蓮根などの野菜を細かく刻み、みりん醤油に漬け込んだ漬物。 【語源・由来】 福神漬けは、酒悦の主人 野田清右衛門が江戸末期から明治の始めにかけて考案し商品化したもの。店が上野にあったことから不忍…
【意味】 建具の一種。木で骨組みを作り、両面に布や紙を張ったもの。 【語源・由来】 もと、寝殿における寝所の間仕切りとして用いられたことから「臥す間(寝る部屋)」とする説が有力。なお、古く間仕切り用の建具はすべて「障子」…
【意味】 下位の地位にある者。下っ端。未熟者。 【語源・由来】 相撲で、序二段以下の力士を指していうことば。関取(十両以上の力士)のまわしを持ち運ぶなど、身の回りの世話をすることから。転じて、その世界に入ったばかりの下っ…
【意味】 出発点に戻ること。 【語源・由来】 「ふりだし」は双六(すごろく)のスタート地点のこと。振り出しに戻る指示がある所がいくつかあり、そこに駒が行き着くと、強制的に出発点に戻ってやり直さなければならないことから。そ…
【意味】 将来に備えて整えておく手はず。将来のための用意。 【語源・由来】 布石の「石」は囲碁で使用する碁石のこと。「布」は「敷く」「配置する」を意味する。戦いを有利に進めるには、序盤戦で全局的な展開を考えて要所要所に石…
【意味】 新作映画を初めて上映すること。物事のし始め。 【語源・由来】 小説の新刊本は袋に入れて発売され、その封を切って読んだことによるもの。
【意味】 より分けて、良いものだけを選び出す。選抜する。 【語源・由来】 「篩」は、円形または方形の枠の底に絹・金属・竹などの網を張った道具。これを使って、多くの中から、悪いもの、不用なものを除いて、優れたもの、よいもの…
【意味】 居眠りをする。 【語源・由来】 うつらうつらして、体が前後に揺れる様子が、船頭が船を漕ぐさまに似ていることから。
【意味】 世間に悪い評判が広まっている人やこと。 【語源・由来】 商品に正札が付いていること。それが転じて、知れ渡っていることの意味になった。本来は良い意味であったものが、多くは悪い評判が立っている人を指していうようにな…
【意味】 重要な秘密にかかわる腹心の部下。 【語源・由来】 本来は、懐に入れたり、帯の間に挟んで持ち歩いたりする護身用の短刀のこと。「懐剣(かいけん)」ともいう。いざというときの切り札になる腹心の部下を常に肌身離さず持ち…
【意味】 ある人の思想・主義などを強権的に調べること。また、その手段。 【語源・由来】 江戸時代のキリシタンをあぶりだすために、キリストの絵を踏ませたことから。
【意味】 配慮・注意が行き届かないこと。不注意なこと。道理や法にそむく行いをすること。不埒なこと。 【語源・由来】 もとは、行き届かないことを意味する言葉で、江戸時代には、裁判の判決文に用いられた。後に、心が法に届かない…
【意味】 肩苦しい礼儀や身分の上下にこだわらないくつろいだ宴会。 【語源・由来】 鎌倉時代、後醍醐天皇が正中の変を起こす際、極秘に開かれた鎌倉幕府打倒のための会合の名に由来する。密議をカムフラージュするため、身分の上下な…