ろんり【論理】の語源・由来
【意味】 思考や論証などの筋道。 【語源・由来】 英語logicの訳語。もとは漢籍の言葉で「おさめる」の意。「史記」などに例がある。当初は「ロジック」の形で多く使われたが、明治時代に「論理」の形で広く使われるようになった...
【意味】 思考や論証などの筋道。 【語源・由来】 英語logicの訳語。もとは漢籍の言葉で「おさめる」の意。「史記」などに例がある。当初は「ロジック」の形で多く使われたが、明治時代に「論理」の形で広く使われるようになった...
【意味】 特定の異性を恋い慕うこと。 【語源・由来】 英語loveの訳。一般に広まったのは明治中期ごろ。なお、同義の「愛恋」ということばも、明治時代には、「恋愛」と同じように使われた。
【意味】 自分は他人よりも劣っているとする感覚。 【語源・由来】 英語のinferiority complexの訳。精神分析の用語。原語を略した「コンプレックス」の形で使用されることが多い。
【意味】 第二次世界大戦後のアメリカを中心とする西側諸国とソ連を中心とする東側諸国の争い。 【語源・由来】 英語cold warを直訳した語。アメリカの政治評論家リップマンが、一九四七年の論文の表題として用いてから世界に...
【意味】 個々の物事を統一的に説明し、そこから導き出す一定の法則に従って発展させたもの。 【語源・由来】 英語theoryの訳語。古くは議論の意で用いられていた言葉で、明治時代になってから現在の意が生じた。また、明治時代...
【意味】 考え得る限りで最高のもの。 【語源・由来】 英語isealの訳語。もとは哲学用語として用いられた。行為・性質・状態など、考えうる限り最高の状態。最も望ましい姿を意味する語で、西周(にしあまね)によって訳された。...
【意味】 本能や感情に左右されず、物事を筋道立てて考える能力。 【語源・由来】 英語のreason、またはドイツ語のVernunftの訳語。元来哲学の言葉で、人間の持つ最高の認識能力のこと。明治初期、西周(にしあまね)の...
【意味】 九人ずつの二チームが、攻守に分かれて、得点を競い合うスポーツ。ボールを打って走者を進め、走者が一周すれば得点になる。 【語源・由来】 英語baseballの訳語。明治初期にアメリカ人教師ウィルソンによって伝えら...
【意味】 大腸と小腸の接続部にある袋状の器官。また、虫垂炎の俗称。 【語源・由来】 オランダ語blinde-darmをblinde(盲)とdarm (腸)とに分け、漢字をあてた訳語。江戸時代中期の「解体新書」で見られる。
【意味】 意識がないこと。正気を失うこと。自分のしていることに気づいていないこと。また、そのさま。 【語源・由来】 英語unconsciousnessの訳語。明治以降、哲学や心理学の用語として使われるようになった。
【意味】 国家の主権を人民が有するという政治原理。 【語源・由来】 英語democracyの訳語。ギリシャで「人民」と「権力」を結合したことばで、ギリシャの都市国家に発祥する。世界的に、二〇世紀の普通選挙制によって確立さ...
【意味】 結婚した月。新婚の時期。また、親密であること。 【語源・由来】 英語のHoney moonの訳語。もとはスカンジナビアで、新婚の男女がハチミツ(honey)で作った酒を飲むことに由来する。また、蜜のように甘い月...
【意味】 高層建築。摩天閣。 【語源・由来】 英語skyscraperの訳語。ニューヨークの超高層建築を指し、天を摩(ま)する(すれすれまで近づく)ほどの楼(高い建物)ということ。
【意味】 生まれつきの性質や能力。 【語源・由来】 英語instinctの訳語。明治初期に西周(にしあまね)が当てたとされる。
【意味】 偶発的な事故などに備えて、あらかじめ多くの人が資金を出し合い、不利益を被った際に給付を受ける制度。 【語源・由来】 英語insuranceの訳語。 in「その状態にする」sure「確実な」ance「もの、こと」...
【意味】 人間が社会的生活を営む中で生み出してきたあらゆる成果。 【語源・由来】 ドイツ語Kulturまたは、英語cultureの訳語。古くは漢籍にも見られる言葉。「culture」は「耕す」を意味するラテン語「cole...
【意味】 そこにいる人やその場から自然に作り出される独特の気分。 【語源・由来】 幕末に、オランダ語のluchtが訳され「空気」の意で用いられた語。明治初期に英語atmosphereの訳語となり、明治後期には、抽象的な意...
【意味】 物事をそうではないと打ち消すこと。また、価値がないと判断すること。⇔肯定 【語源・由来】 英語negativeまたは、negationの訳語。西周(にしあまね)は、明治初期の著作で「肯定」に対義語として、この訳...
【意味】 視覚的・空間的に美を表現する芸術。絵画・彫刻・建築など。 【語源・由来】 英語fine artの訳語。現在は彫刻などの「造形美術」を指す場合がほとんどだが、明治中期までは「芸術」とほぼ同義で使われていたことば。...
【意味】 美の本質や構造を明らかにする学問。また、個々人の美意識。 【語源・由来】 ドイツ語美Ästhetikまたは、英語のaestheticsの訳語。十八世紀に、ドイツの哲学者バウムガルテンが創始した学問。日本にこの分...
【意味】 分類する際、同じ性質のものが入る範囲。部門。 【語源・由来】 英語のCategoryの訳語。中国の「書経」のある「洪範九疇」に由来する。井上哲次郎(一説には西周(にしあかね))が考え出した訳語。明治初期の「哲学...
【意味】 ある著作物を独占的に出版・販売する権利。 【語源・由来】 英語copyrightの訳語。自著の権利の保護を主張した福沢諭吉が、東京府(東京都)に提出した著作権保護の重要性を訴える文章の中で「出版の特権、或は略し...
【意味】 花が持つ特質をもとに、それぞれの花に象徴的な意味を持たせたもの。 【語源・由来】 英語flower languageの訳語。古く、ヨーロッパに由来するもので、日本に伝わったのは明治初期のこと。宗教や地方によって...
【意味】 経済や外交などの各分野で、その現状や将来性を国民に知らせるために政府が出す刊行物。 【語源・由来】 イギリス政府が外交に関する報告書を白表紙white paperで刊行したのがきっかけで白書の名がつけられた。そ...
【意味】 主たる題材の後ろに描かれた景色。また、物事の裏にある事情。 【語源・由来】 英語backgroundの訳語。もとは演劇で舞台後ろに描いた風景や装置をいうことば。明治後期に定着した。原語のまま「バックグラウンド」...
「蚤の市」という言葉は、フランス語の「marché aux puces」を直訳したものです。 元々、この言葉はパリの特定の場所に、毎週土曜、日曜、月曜日に立てられる古物の露店市を指していました。 この市場では古物が販売さ...
「軟骨」の名称は、オランダ語の「kraakbeen」から来ています。 このオランダ語は、「脆弱」や「柔らかい」といった意味を持つ言葉です。 日本でのこの言葉の採用は、江戸時代中期に記された「解体新書」に起因します。 この...
「電話」という言葉は、遠く離れた場所に音声を送信する装置を指す日本語の用語です。 この言葉の起源は、1876年にアメリカの発明家アレクサンダー・グラハム・ベルが生み出した装置、”telephone”...
「電気」という言葉は、現代では私たちが日常的に使用するエネルギーや、それに関連する現象全般を指します。 この言葉の起源は、英語の「electricity」を訳したものとして誕生しました。 実は、電気に関する知識は、日本に...
「哲学」は、英語の「philosophy」の日本語における訳語として使用されるようになったものです。 この言葉を初めて導入したのは、明治初期に活躍した学者である西周(にしあまね)で、彼の著書「百一新論」においてこの言葉が...