ゆきひらなべ【行平鍋】の語源・由来
【意味】 陶製の平鍋の一つ。取っ手・ふた・注ぎ口がある。 【語源・由来】 平安時代の歌人、在原業平(ありわらのなりひら)の兄である行平(ゆきひら)が、須磨で海女に潮を汲ませて塩を焼いたという故事にちなんでの名。
【意味】 陶製の平鍋の一つ。取っ手・ふた・注ぎ口がある。 【語源・由来】 平安時代の歌人、在原業平(ありわらのなりひら)の兄である行平(ゆきひら)が、須磨で海女に潮を汲ませて塩を焼いたという故事にちなんでの名。
【意味】 染色の様式の一つ。多くの色を用いて、写実的に染め上げる。 【語源・由来】 江戸中期に京都で活躍した染め物絵師、宮崎友禅斎に由来する。友禅の描く扇絵は人気があり、その扇絵の画風を小袖の文様に応用して染色したのが始...
【意味】 勘に頼って決めること。当てずっぽう。 【語源・由来】 戦国時代の武将、山本勘助の名からとの説がある。山本勘助は武田信玄の参謀として活躍し、軍略にたけていたといわれる。また、山師の勘の略とする説がある。
【意味】 むこうずね。また、強い人の弱点。 【語源・由来】 向こう脛の骨が、他所に比べて比較的表面に近いところにあり、武蔵坊弁慶ほどの豪傑でも向こう脛を強く打つと、痛さのあまりに泣くということから。
【意味】 文の区切りを間違えること。 【語源・由来】 「弁慶が、なぎなたを」というべきところを「弁慶がな、ぎなたを」と誤読してしまうという話から。「ぎなた読み」ともいう。
【意味】 ばかげていること。また、程度がはなはだしいこと。人を罵っていう語。べらぼうめ。 【語源・由来】 江戸時代の見世物で評判になった奇人の名「便乱坊」、または「可坊」からとされる。「箆棒」と書くが当て字。
【意味】 熊野産の木炭。産女樫を材料とする。 【語源・由来】 江戸時代に、紀州(和歌山県)田辺の備後屋長右衛門がはじめてつくったことから。「びんちょうたん」とも読む。
「土左衛門」という言葉は、現代では「水死体」や「溺死者」を指す言葉として知られています。 この名前の背景には、江戸時代のある力士が関与しています。 享保年間に活躍していた力士、成瀬川土左衛門は、彼の色白で太った体格が特徴...
「出歯亀(でばがめ)」は、のぞき魔や変態を指す言葉として使われます。 この言葉の由来は、明治時代のある人物の異名に関連しています。 その人物は、湯のぞきの常習者であり、植木職人だった池田亀太郎という人でした。 彼は出っ歯...
「たんじろう」または「丹次郎」とは、女性からの人気があり、やや柔弱な雰囲気の男性を指す言葉です。 この言葉の由来は、江戸時代に活躍した戯作者、為永春水が手掛けた人情本「春色梅児誉美」の中の主人公、名前が「唐琴屋丹次郎」と...
“伊達”という言葉の背後には興味深い歴史があります。 江戸初期、武将である伊達政宗とその家臣たちの存在がこの言葉の由来とされています。 伊達政宗の家臣たちは、非常に派手で華美な服装をしており、その...
「川柳」とは、諷刺や滑稽を特徴とする五七五の十七字から成る短詩を指します。 この形式は、俳諧の前句付けというスタイルから独立して発展したもので、江戸時代の中期に非常に人気を集めました。 その中でも特に重要な存在として「柄...
「薩摩守」という言葉は、現在では無賃乗車を意味する隠語として知られています。 その語源は、かつての薩摩国の国司、すなわちその地域の代表者や役職の名前「薩摩守」からきています。 しかしこの言葉が無賃乗車を意味するようになっ...
「権兵衛焼き」は、陶器の一種であり、楽山焼の別名として知られています。 この名前の由来は、江戸時代の萩焼の陶工、倉崎権兵衛に関連しています。 彼がこの陶器の製法を創始したため、その名を取って「権兵衛焼き」と呼ばれるように...
「五右衛門風呂」とは、かまどの上に鉄の釜を設置し、その下から火を直接当てて沸かす方式の風呂を指します。 この名称の由来は、かつての有名な盗賊、石川五右衛門に関連しています。 伝説によれば、石川五右衛門は豊臣秀吉の時代に釜...
玄能は、大工や石工が使用する大きな鉄製の金槌を指す言葉です。 この言葉の語源は、南北朝時代の禅僧である玄翁和尚の名前に由来しています。 しかし、「玄能」という字の組み合わせは、この文脈での意味を表すための当て字となってい...
「桂庵」という言葉は、縁談や奉公の仲介をする人や、お世辞や追従を得意とする人を指す言葉として使われています。 この言葉の背景には、江戸時代の一人の医者、大和桂庵のエピソードが関わっています。 大和桂庵は、医者であると同時...
「円太郎馬車」は、明治時代に存在した乗り合い馬車の名前であり、その名は落語家の四代目橘家円太郎から来ています。 四代目橘家円太郎は明治10年代に、当時の乗り合い馬車の御者のまねを行い、それが大変な評判を呼びました。 この...
「内弁慶」の表現は、鎌倉時代に活躍した伝説的な僧侶武者、武蔵坊弁慶に由来しています。 弁慶は源義経の家来であり、その武勇によって多くの伝説や物語で讃えられています。 彼の名は勇猛果敢な人物として広く知られているため、その...
市松模様(いちまつもよう)は、色違いの四角形を交互に並べた碁盤目状のデザインです。 この模様の名前の由来は、江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が関係しています。 佐野川市松はこの特定の模様の袴(はかま、日本の伝統的なズ...