み【実】の語源・由来
【意味】 ①果実。 ②汁の中に入れる菜や肉。 ③中身。内容。 ④酒・醤油のもろみ。 【語源・由来】 「実」は、「身」と同源とされるが、詳細は未詳。
【意味】 ①果実。 ②汁の中に入れる菜や肉。 ③中身。内容。 ④酒・醤油のもろみ。 【語源・由来】 「実」は、「身」と同源とされるが、詳細は未詳。
【意味】 陰暦6月の異称。 【語源・由来】 「みなづき」は、古くは「みなつき」と清音。「みなづき」の「な」は、「の」の意の連体助詞で「水の月」、水を田に注ぎ入れる月の意。
【意味】 腐敗せずにもとの形をとどめている死体。 【語源・由来】 ポルトガル語mirraから。もとは「没薬(もつやく)」を(カンラン科の植物からとれる樹脂)のこと。古代エジプトでミイラをつくる際に用いられた。オランダ語が...
【意味】 上品で優美なこと。 【語源・由来】 「都人(みやこびと)風をする」「宮廷風をする」意の動詞「みやぶ」の連用形が名詞化したもの。「みや」は「宮」の意。
【意味】 皇居のある土地。 【語源・由来】 もと「宮処(みやこ)」。「みや」は「み(御)+や(屋)」の意で、御殿・宮殿のことをいい、本来は神霊のいるところ、すなわち「宮」をいった。「こ」は「処」で、ここ、そこ、いずこなど...
【意味】 旅先などから持ち帰る、その土地の品物。 【語源・由来】 古くは「みあげ(見上げ)」といった。よく見て選び、人に差し上げる品物のことをいった。その土地の産物の意の「とさん(土産)」と混同され、室町時代以降、この字...
【意味】 神をまつったところ。神社。 【語源・由来】 もとは「御屋(みや)」で、神のいる建物の意。
【意味】 物事の起こるはじめ。 【語源・由来】 もとは「水(み)な本(もと)」から来た語。「な」は「の」の意。水の流れ出るもと、水源をいい、そこから転じたもの。
【意味】 船が安全に停泊できる設備を整えたところ。 【語源・由来】 みなとの「み」は「水」、「な」は古い連体助詞で「の」、「と」は「門」で、「水の門」の意。水(海)の出入り口をいった。『古事記』や『日本書紀』では、「水門...
【意味】 見かけ。外見。 【語源・由来】 「これを見てくれ」と言わんばかりに見せびらかす意から、外観の意ができた。
【意味】 体裁が悪い。 【語源・由来】 見たくもない意の「見とうもない」の転。 【語源由来の出典】 ・大言海 ・江戸語大辞典=前田勇 【参考】 中世の「見たくもなし」が「見たうもない」「見とむない」などを経て、近世後期に...
【意味】 商店を並べて売るところ。 【語源・由来】 商品を陳列する台や場所を「見世棚(みせだな)」といい、のち、建物そのものをいうようになった。「みせ(店)」はその略から。
【意味】 外見が貧弱である。 【語源・由来】 「身が窄る(すぼる)ようになる」意。「窄る」は、「狭くなる」「縮む」「小さくなる」といった意味の動詞。
【意味】 水をたたえたくぼ地。池や沼より大きなもの。 【語源・由来】 「水海」の意からとされる。もともと、「海」は大水をたたえたところをいい、池や沼をを指すこともあったが、塩水のところを「塩海・潮海(しほうみ)」、淡水の...
【意味】 見るにしのびないほど、あわれなこと。また、自分がひどく情けなくあわれに感じられること。 【語源・由来】 「見じ」と「目」からなる語。「見じ」の「じ」は打消し推量の助動詞で、「見たくない」の意。「 目」は「痛い目...
【意味】 おり。ころ。 【語源・由来】 もとは「水限」(みぎり)で、雨滴の落ちる際の意。とくに、軒下の雨滴を受けるための石を敷いた場所のこと。転じて、庭の意。のち、そうした空間的な区切りの意が発展して、時間的な区切りもい...
【意味】 少女。寺の囲い女。 【語源・由来】 僧の隠語。「妙」の字を分解すると「少」「女」となることから。同様に、宮中や寺院で裁縫をする少女を「針妙(しんみょう)」といった。
【意味】 程度の低い女性や子供。また、流行に同調しやすい人を卑しめていう語。 【語源・由来】 「みいちゃんはあちゃん」の略。「みいちゃんはあちゃん」は昭和初期の流行語で、「み」や「は」ではじまる女性の名が多かったことから...
【意味】 国家の主権を人民が有するという政治原理。 【語源・由来】 英語democracyの訳語。ギリシャで「人民」と「権力」を結合したことばで、ギリシャの都市国家に発祥する。世界的に、二〇世紀の普通選挙制によって確立さ...
【意味】 結婚した月。新婚の時期。また、親密であること。 【語源・由来】 英語のHoney moonの訳語。もとはスカンジナビアで、新婚の男女がハチミツ(honey)で作った酒を飲むことに由来する。また、蜜のように甘い月...
【意味】 まだ来ていないとき。将来。 【語源・由来】 仏教では、死後の世界のこと。三世(前世、現世、来世)のひとつ。「未来」は未だ来たらざる世。つまり、次の世のことで来世。
【意味】 ある立場で受ける恩恵。 【語源・由来】 本来は、善業によって受ける利益。これは、仏や菩薩が、知らず知らずの間に与える利益で、「冥加の利益(みょうがのりやく)」といった。転じて、人がおのずと受ける恩恵の意になった...
【意味】 今までにない非常に珍しいこと。 【語源・由来】 もとは、「びっくりした」の意の梵語「adbhuta」が漢訳された仏教語。仏の功徳の尊さや神秘なことを賛嘆した言葉であった。「未だ曾て有らざる(いまだかつてあらざる...
【意味】 細かいちり。また、非常に細かいもの。 【語源・由来】 仏教で、非常に小さいものを表す単位。物質を分割し、これ以上細分できない大きさを極微(ごくみ)といい、一つの極微を中心に、上下四方の六方から極微が結合したもの...
【意味】 夫と死別した婦人。後家。 【語源・由来】 元々は、夫に先立たれた夫人が、「自分は未だに死亡していない」の意で用いる謙遜の自称。かつて中国では、夫が死んだら妻もそれに従うという観念があった。楚の宰相の子元が、亡き...
【意味】 大阪の梅田から難波へ至る目抜き通り。 【語源・由来】 北御堂(西本願寺津村別院)と南御堂(東本願寺難波別院)の二つの寺院が沿道にあることに由来する。
【意味】 フクロウ目フクロウ科の鳥のうち、耳のような羽角をもつ種の総称。 【語源・由来】 「耳付く」もしくは「耳突く」の意味から。「木菟」は、木に住み、ウサギのような耳を持つことからの当て字。
【意味】 土の中に住む環形動物。 【語源・由来】 「蚯蚓」は、目が見えないが光を感じる細胞があり暗いほうへ這っていく。目で見ることができない動物の意味から、「目不見(めみず)」と呼ばれ、それが転じたとされる。または、「日...
【意味】 仲間や兄弟から一人前に扱われない子供。 【語源・由来】 「味噌滓(みそかす)」の変化した語で、味噌をこし器でこしたあとに残った滓(かす)の意。価値がなく、役に立たないことからたとえていうもの。
【意味】 米の粉で作った団子を竹串に刺し、醤油餡を絡めたもの。 【語源・由来】 京都市左京区下鴨の下鴨神社が行う「御手洗会(みたらしえ)」とされる。みたらし川に足をつけて無病息災を祈る神事の際、境内で売られたのが始まりと...