まんをじす【満を持す】の語源・由来
【意味】 ①弓を十分に引いてそのまま構える。 ②準備を十分にして機会を待つ。 【語源・由来】 「史記・李将軍伝」から。 「満を持す」の「満」は、ここでは、弓を十分に引くこと。「持す」は、ある状態・態度を保ち続ける意。弓を…
【意味】 ①弓を十分に引いてそのまま構える。 ②準備を十分にして機会を待つ。 【語源・由来】 「史記・李将軍伝」から。 「満を持す」の「満」は、ここでは、弓を十分に引くこと。「持す」は、ある状態・態度を保ち続ける意。弓を…
【意味】 買い物をするふりをして、店頭の商品をかすめとること。また、その人。万買。 【語源・由来】 「まんびき」は、商品を間引いて盗むことから、「間(ま)」に「引(ひき)」の意からとされる。また、運を狙って引き抜くという…
【意味】 シソ科の常緑低木ローズマリーの和名。食用、薬用などハーブとして多くの用途がある。 【語源・由来】 「マンネンロウ」は香りが強いことから、「常に香りがする」という意味で「万年香」と呼ばれていた。「万年香」が「まん…
【意味】 中空の軸にインクを入れ、その先に金または合金のペン先を取り付け、使用するにしたがってインクがペン先に伝わり出るようにしたペン。万年ペン。 【語源・由来】 1809年、イギリスのフレデリック・B・フォルシュがペン…
【意味】 マンネリズムの略。 【語源・由来】 「マンネリ」は、英語「mannerism(マンネリズム)」の略で、「mannerism」は、同じ趣向が繰り返されて、新鮮さを失うこと。特に芸術作品などで、手法・様式などが型に…
【意味】 中高層の集合住宅。1960年代後半から急速に普及。 【語源・由来】 「マンション」は、大邸宅の意の英語「mansion」から。「mansion」は、とどまる場所の意のラテン語「manera」から。日本でいう「マ…
【意味】 二人が掛合いで滑稽な話をかわす演芸。また、その芸人。関西で大正中期、万歳が舞台で演じられたことから始まり、昭和初年掛合い話が中心となる。 【語源・由来】 「まんざい」は、元々は「万歳」で、いつまでも栄えるように…
【意味】 アカメヤナギの別名。 【語源・由来】 「マルバヤナギ」の「マルバ」は、葉が丸みを帯びていることからの名。柳の葉は細長いことが多く、丸みを帯びていることは珍しいためこの名が付けられた。
【意味】 ①ちょうど。あたかも。さながら。 ②(下に否定的な語を伴って)全く。全然。まるっきり。 【語源・由来】 「まるで」は、「丸で」の意味で、丸は欠けたところがないことから、完全の意になり、完全に似ているさまをいう「…
【意味】 イヌの一品種。肩高15センチメートルほど。白の絹糸のような長毛が体や顔を覆う。ローマ時代以来の愛玩犬。 【語源・由来】 「マルチーズ」は、「マルタの」という意味の英語「maltese」から。原産が地中海沿岸のマ…
【意味】 キク科の一年草。メキシコ原産の観賞用植物数種の総称。高さ30~50センチメートル。葉は羽状複葉。夏に球状の頭花を開く。園芸品種が多く、花色は黄・橙赤など。孔雀草。紅黄草。万寿菊。 【語源・由来】 「マリーゴール…
【意味】 ①目の上に横になって生えた毛。まゆげ。まいげ。まよ。 ②眉墨の略。 ③烏帽子の前面、額の上を押しこんだ所に出る皺の横線。左右両方あるのを諸眉、左右いずれか一方のを左眉・右眉といった。 ④牛車の屋形の前後にある軒…
【意味】 1⃣(名) ①マメ科の植物。また、その種子。ふつう食用にする大豆・小豆・隠元などにいう。 ②特に、大豆。 ③手足の皮膚がかたいものとこすれてできる豆のような水ぶくれ。 ④食用にする牛・豚などの腎臓…
【意味】 へびの一種。有毒。体長は約60センチメートル。頭は三角形またはスプーン形、頸は細く、全身暗灰色か赤褐色あ(赤蝮と俗称)で黒褐色の銭型斑が多い。目と鼻にあるピット器官で、餌とする小動物の体温を感知する。卵胎生。日…
【意味】 瀬戸内海沿岸で、海魚サッパのこと。 【語源・由来】 「ままかり」は、「飯借り」と書き、この魚の酢漬けがおいしいことから、飯が無くなってしまい、隣家から飯を借りて食べたほど食が進むことから「ままかり」になったとい…
【意味】 ①襟巻。 ②消音器。 【語源・由来】 「マフラー」は、英語「muffler」から。「maffler」は、包む、覆うの意の「muffle」から。防寒のために包むことから「襟巻」の意になり、音を消したり抑えたりする…
【意味】 眼球の表面をおおって開閉する皮膚のひだ。まなぶた。眼瞼(がんけん)。 【語源・由来】 「まぶた」は、目の蓋の意。「ま」は、「目」が複合語の中で用いられるときの形。古くは「まなぶた」といった。 「な」は古形の格助…
【意味】 まばたくこと。またたき。 【語源・由来】 「瞬き」は、動詞「瞬く(まばたく)」の連用形の名詞化。「まばたく」の「ま」は目の意で、複合語の中で用いられる際の形。「ばたく」は、叩くの意の動詞「叩く(はたく)」。
【意味】 ①衣服を着せて飾る陳列用の等身大の人形。 ②ファッション-モデル。 ③新作の服装や化粧をして宣伝・販売する人。マヌカン。 【語源・由来】 「マネキン」は、フランス語「mannequin」から。「mannequi…
【意味】 ①まねること。模倣。 ②動作。ふるまい。しぐさ。 【語源・由来】 「まね」は、動詞「まねぶ(学ぶ)」、「まなぶ(学ぶ)」と同源。「真に似せる」の意から、模倣の意の「まね」や「まねぶ」が生じ、「まなぶ」になったと…
【意味】 間の抜けたこと。することにぬかりのあること。その人。とんま。 【語源・由来】 「まぬけ」の「ま」は、時間的な感覚の「間」のこと。「間が抜ける」で、テンポが合わないことを意味する。転じて、することにぬかりがあるこ…
【意味】 ①宣言。宣言書。 ②特にマルクス・エンゲルスの「共産党宣言」を指す。 ③選挙で、政党・候補者が掲げる具体的な公約。 【語源・由来】 「マニフェスト」は、イタリア語「manifesto」から。「manifesto…
【意味】 手の爪の手入れ・化粧。また、それに用いる液。爪をみがき、つや出しし、色付けなどをする。 【語源・由来】 「マニキュア」は、英語「manicure」から。手の意のラテン語「manu」+手当の意の「curare」か…
【意味】 ①まねてする。ならって行う。 ②教えを受けて身につける。習得する。 ③学問をする。勉強する。 ④経験を通して身につける。 【語源・由来】 「まなぶ」は、「まねる(真似る)」と同源で、「まねぶ(学ぶ)」から。「ま…
【意味】 目じり。 【語源・由来】 「まなじり」は、「目の後(しり)」の意から。「目」の意の「ま」+古形の格助詞「の」+末端部分の意の「しり」から成る語。平安時代には、「まじり」といわれ、「めじり(目尻)」に変化した。現…
【意味】 ①黒眼。 ②めだま。眼球。目。 【語源・由来】 「まなこ」は、目の子の意味から。目の意の「ま」+古形の格助詞「の」+「子(こ)」。「目」の意の「まなこ」が、「目の子」になったのは、元々は、黒眼(瞳)のみを指して…
【意味】 マナガツオ科の海産の硬骨魚。全長約60センチメートル。体は側扁し、輪郭は丸みのある菱形で、蒼銀白色。口は小さい。背びれとしりびれとは鎌型。美味。南日本産。広義にはマナガツオ科魚類の総称。 【語源・由来】 「マナ…
【意味】 ①まつること。祭祀。祭礼。俳諧では特に夏祭りをいう。 ②特に、京都加茂神社の祭の称。 ③近世、江戸の二大祭。日吉山王神社の祭と神田明神の祭。 ④記念・祝賀・宣伝などのために催す集団的行事。祭典。 【語源・由来】…
【意味】 「まつかさ」の別称。まつぼくり。 【語源・由来】 「まつぼっくり」の「ぼっくり」は、精巣の意の「フグリ」が転じた「ボクリ」の促音化。形が精巣に似ていることからといわれる。「松陰嚢」は当て字。
【意味】 ①ことごとく。すべて。 ②じつに。まことに。 ③(下に打消しの語を伴って)決して。全然。 ④まこと。本当に。 【語源・由来】 「まったく」は、欠けたところがない、十分である、安全であるの意の形容詞「まったい(全…
【意味】 ①マツ科の一属。北半球の温帯を中心に約100種が分布。常緑の高木。葉は針状、2~300種が分布。常緑の高木。葉は針状、2~3枚または5枚、雌雄同株。花は春に咲き、雌花は毬状で新芽の頂に生じ、雄花は新芽の下部に穂…
【意味】 種々の色または濃淡の入り混じっている事。また、そのもの。ぶち。むら。 【語源・由来】 「まだら」は、仏教語の「曼荼羅(まんだら)」からとされ、古くは「まだら(曼荼羅)」と読んだ。曼荼羅は、悟りの世界を象徴するも…
【意味】 マタタビ科の蔓性落葉低木。山地に自生し、葉は円形、夏には葉面の半分が自変する。初夏、白色5弁の花を開き、液果を黄熟する。熱湯に浸して乾燥した果実は中風・リウマチ、また強壮に効があり、名の由来は食べるとまた旅がで…
【意味】 ①種類の異なるものを加え入れる。まじえる。また、異質のものを一緒にして均質にする。 ②(言葉を)かわす。口を出す。 【語源・由来】 「まざる」は、「まざ(間雑)」に動詞を作る「る」が付いた語という説、「目」に動…
【意味】 睫を長く見せるために塗る化粧品。 【語源・由来】 「マスカラ」は、英語「mascara」から。「masara」は、覆うの意のイタリア語「maschera」からで、英語「mask」と同源。
【意味】 ①味が悪い。 ②(拙いと書く)つたない。下手である。 ③美しくない。 ④具合が悪い。おもしろくない。 【語源・由来】 「まずい」は、「まづし」の口語。「まづし」は「貧しい(まずしい)」の文語。味が足りない、不足…
【意味】 洋菓子の一種。砂糖・卵白・水あめ・ゼラチン・香料などを混ぜ合わせ、コーン-スターチの中で固めて作る。軟らかいゴム状で、ふんわりした感触がある。マシマロ。 【語源・由来】 もとウスベニタチアオイ「marsh ma…
【意味】 ①真剣な態度・顔つき。本気。 ②まごころがこもっていること。誠実なこと。 【語源・由来】 「まじめ」は、まばたきする、またたくの意の「瞬ぐ(まじろぐ)」の「まじ」+「目(め)」から成る語。緊張のため、目をしばた…
【意味】 ①サバ科マグロ属の硬骨魚の総称。マグロ・メバチ・キハダ・インドマグロ・タイセイヨウマグロの類。 ②船酔いして横になっている人。 【語源・由来】 「まぐろ」は、眼が黒いことから「眼黒」の意からとされる。
【意味】 ①寝る時に頭をのせて支えるもの。 ②長いものの下に置き、その支えとするもの。 ③前置きのことば。特に落語などで、本題に入る前の短い話。 【語源・由来】 「まくら」は、「魂の納まる倉」の意から「たまくら」が語源と…
【意味】 地震の全体としての規模を表す数値。Mで表し、震源のエネルギーが大きいほど大。震度とは異なる。 【語源・由来】 「マグニチュード」は、大きさや規模の意の英語「magnitude」から。「magnitude」は、ラ…
【意味】 相撲の番付で、幕内より下の力士。現在は、特に番付の二段目のうち十両を除いたものをいう。 【語源・由来】 「幕下」は、もとは「幕内」に入らない力士の総称だった。番付の二段目にかかれたことから、幕下は二段目といい、…
【意味】 相撲で番付の第一段目に名が書かれる前頭以上の力士。また、その位。まくのうち。 【語源・由来】 「幕内」は、江戸時代、将軍の相撲上覧の時、幔幕の内に伺候することが許されたことから。
【意味】 相撲の力士の階級で、小結の次位、十両の上位にある位の称。平幕。 【語源・由来】 「前頭」の「前」は、前相撲の頭の意味。「前相撲」は、まだ番付に載らない力士がとる相撲のこと。本来は、十両より上で、小結より下位の階…
【意味】 物の正面にあたるところ。おもて。 【語源・由来】 「前(まえ)」は、顔の向いている方、つまり、目の向いている方ということで、「目方(まへ)」の意味からとされる。「目(め)」が「ま」になるのは、「まぶた」と同じ複…
【意味】 四川料理。豆腐・豚のひき肉を炒め、豆板醤などで辛く味付けしたもの。 【語源・由来】 「麻婆豆腐」の「麻婆」は、顔にあばたのある妻の意。古代中国清の時代に、四川省成都の陳森富の妻が材料がない中、有り合わせの材料で…
【意味】 軸木の先の薬剤を摩擦させ火をおこす用具。 【語源・由来】 英語matchから。日本に入ってきたのは幕末期と見られる。明治初期までは「早付木(はやつけぎ)」「擦付木(すりつけぎ)」とよばれていた。「燐寸」は当て字…
【意味】 室内遊戯の一つ。 【語源・由来】 中国語から。中国では清の時代に流行した。日本に伝わったのは明治末期ごろから大正ごろといわれる。「麻雀」はスズメのことで、ゲームを麻布の上で行ったことと、竹製の牌を混ぜる時の音が…
【意味】 よそから訪れる人。訪問客。 【語源・由来】 古い形は「まらひと」で、「稀にやってくる人」の意。のちに「まろうと」。江戸時代以降は「まろうど」に変化した。
【意味】 かいがいしくて、まじめに働くさま。 【語源・由来】 誠実である意を表す古語「まめなり」の「まめ」を重ね、形容詞化した語。「忠実忠実しい」は当て字。
【意味】 まぶたのふちに生えている毛。 【語源・由来】 「目の毛」(まのけ)の意。「まつげ」の「つ」は、奈良時代の格助詞で「の」の意。
【意味】 本当。真実。 【語源・由来】 「ま」は「真 (ま)」で接頭語。「こと」は、「事(こと)」または「言(こと)」で言葉や事柄の意。そこから、真実のことば・事柄の意に転じた。
【意味】 ①すぐれていること。美しいこと。 ②本物であること。 【語源・由来】 もとは、芝居物・的屋・泥棒などの隠語。江戸時代には、仕事などがうまくいく意で使われた。形容詞化した「まぶい」も使われる。江戸時代には既に盗賊…
【意味】 陸上競技の一つ。四二・一九五㎞の長距離走。 【語源・由来】 ギリシャの地名「マラトン(Marathon)」を英語読みしたもの。紀元前四九〇年、ギリシャ軍の兵士が、自軍の勝利を伝えるために戦場のマラトンからアテネ…
【意味】 高層建築。摩天閣。 【語源・由来】 英語skyscraperの訳語。ニューヨークの超高層建築を指し、天を摩(ま)する(すれすれまで近づく)ほどの楼(高い建物)ということ。
【意味】 くまなく。全体に。 【語源・由来】 「満遍」は仏教語で、平均・平等の意。転じて、残るところなく行き渡ることを表すようになった。「満遍なく」の「なく」は否定の活用語尾ではなく、「満遍ない」の連用形。「万遍なく」と…
【意味】 この世の諸相を描いたもの。 【語源・由来】 梵語maṇḍalaの音写。本質を有するものの意。本来は悟りを得るための「修行道場」をいった。また、密教では、経典にもとづき、主尊を中心に諸仏諸尊の集会(しゅうえ)する…
【意味】 陰茎。男根。 【語源・由来】 梵語māraの音写。人の善事を妨げる悪神、また悟りの妨げとなる煩悩をいう。陰茎の意はここから転じたものとも、排泄する意の「まる」の交替形ともいう。もとは僧の用いた隠語。
【意味】 極めて不思議なこと。 【語源・由来】 「摩訶」は、梵語mahaの音写で、大きいこと、すぐれていることの意。他の語について、「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)」や「摩訶曼陀羅華(まかまんだ…
【意味】 背中など手の届かないところをかくのに使う、手の形に作った棒。 【語源・由来】 「麻姑(まこ)の手」が変化した語。「麻姑」は、鳥のように爪が長い、中国の伝説上の仙女のこと。麻姑の爪でかゆい所をかいてもらうと、非常…
【意味】 千葉県浦安市の地名。東京ディズニーランドがある。 【語源・由来】 米ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのあるフロリダ州「マイアミビーチ」が由来。「舞浜」は、「マイアミ」の音から、「浜」はビーチの訳。
【意味】 京都府北部の市。 【語源・由来】 もともとこの地域は「田辺」と呼ばれていた。明治時代に山城や紀伊にある地名との重複を避けるため、田辺城の雅称である「舞鶴城」より「舞鶴」の名称が取られた。「舞鶴城」の由来は、城型…
【意味】 鯨の一種。ハクジラ類で最大。 【語源・由来】 「抹香」とは、沈香(じんこう)やセンダン(栴檀)などを混ぜて作った香料のこと。仏事に用いられる。「抹香鯨」は、腹部にある模様の色が抹香の色に似ていることからつけられ…
【意味】 食べ物を庖丁で切る時に用いる板。 【語源・由来】 「まな」は「真魚(まな)の「板」の意からとされ、のち、同義の「俎」を当てた。「俎」一字で「まないた」とも読む。
【意味】 小麦粉をねった皮で餡を包み、蒸した菓子。 【語源・由来】 起源は中国にあり、諸葛孔明(しょかつこうめい)が南征した際、川の神に人身御供として人の頭を捧げれば鎮まるという風習を改めるため、羊や豚の肉を小麦粉で作っ…
【意味】 昆布・するめ・人参などに数の子を加え、みりんを合わせて醤油に漬けた食品。 【語源・由来】 北海道南西部の松前地方は昆布の名産地であったことから、昆布のことを俗に松前と呼び、昆布を使った料理には「松前」がつけられ…
【意味】 ひまつぶし程度に行う手なぐさみ。 【語源・由来】 「ままごと」は「飯事」と書く。子供がおもちゃを使って、炊事や食事などのまねをする遊び。転じて、修練が必要とされている技術を趣味程度にたしなんでいることをいう。か…
【意味】 割に合わない。損である。 【語源・由来】 「間尺」は長さの単位である「間(けん)」と「尺(しゃく)」で、建具や家屋などの寸法の単位。転じて、計算や損得の割合の意。それが合わないことから、割に合わないの意が生じた…
【意味】 国を治めること。政治。 【語源・由来】 「祭り事」の意。古くは祭政一致で、神事と国を治めることが同じであると考えられていたことから。
【意味】 進行を一時止めること。 【語源・由来】 碁・将棋などで、相手の仕掛けてきた手を待ってもらったり、相撲で立ち合いを待ってもらったりすること。また、そのときにいう語。相撲でも、相手に立ち合いを待ってもらうときに使い…
【意味】 物事の進行を止めること。 【語源・由来】 「待った」とは、囲碁や将棋で、相手が優れた手を指した際に待ってほしいと発する掛け声のこと。相撲でも、相手に立ち合いで「待った」を掛け、仕切り直しにすることから。現在では…
【意味】 ゴマをかけた俵形の握り飯とおかずとを詰め合わせた弁当。 【語源・由来】 芝居で舞台の幕が下り、次の場面で幕が上がるまでのことを「幕の内」や「幕間(まくあい)」と言い、その間に食べる弁当という意味で名付けられた。
【意味】 物事の終わり。 【語源・由来】 芝居で一幕が終わって幕が下りること。これが転じて物事の終わりを指すようになった。同類の言葉で、物事を終わりにすることを「幕引き」というが、これは幕を引いて芝居を終えることからいう…
【意味】 武器を身につけていないこと。 【語源・由来】 もともと、武士であるにも関わらず、腰に刀を帯びていないことをいった。転じて、武装していないこと、武器を持っていないことを丸腰という。
【意味】 うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。 【語源・由来】 「的」は、弓矢中の練習をする際の目標。転じて、物事の革新の意味となった。「的を得る」は誤用。
【意味】 本当かどうか疑わしいこと。 【語源・由来】 眉に唾をつければ狐などに化かされないという俗信から生まれた言葉。江戸時代には「だまされないように用心する」意の「眉に唾をつける」が見られる。「眉唾物」は明治以降に生じ…