らくがき【落書】の語源・由来
【意味】 いたずら書き。 【語源・由来】 もとは、「らくしょ」または「おとしぶみ」と読み、中世から近世にかけて、政治・社会や人物(権力者)などに対し、批判や社会風刺を述べた匿名の文書を指した言葉。「落書」の「落」は、人目...
【意味】 いたずら書き。 【語源・由来】 もとは、「らくしょ」または「おとしぶみ」と読み、中世から近世にかけて、政治・社会や人物(権力者)などに対し、批判や社会風刺を述べた匿名の文書を指した言葉。「落書」の「落」は、人目...
【意味】 後先を考えずに行動すること。 【語源・由来】 むてっぽうは、「むてほう(無手法)」の音が変化したものといわれる。「無手法」は、手に何も持たない、特別な技芸を持たないこと、何の手段もなく行うことをいう。そこから、...
【意味】 役に立たないもの。 【語源・由来】 「反故」は本来は、漢語で一度使った紙を裏返すことを意味する。転じて、「不要なもの」の意になった。古くは「ほぐ」「ほうぐ」「ほうご」とも読む。
【意味】 (接尾語的に用いて)思いのまま。 【語源・由来】 和歌・連歌・俳諧などで、主題から離れたものを対象に詠むことをいう「傍題(ぼうだい)」と混同されたという説がある。もとは、「常軌を逸していること」の意で使われた言...
【意味】 新作映画を初めて上映すること。物事のし始め。 【語源・由来】 小説の新刊本は袋に入れて発売され、その封を切って読んだことによるもの。
【意味】 物事のつじつま。話の筋道。 【語源・由来】 漢字の四声(四種の声調)の一つである「平声(ひょうしょう)」と、残りの上声(じょうしょう)・去声(きょしょう)・入声(にっしょう)を合わせた「仄声(そくせい)」のこと...
「二の句」という言葉は、雅楽の朗詠における詩句の構成に由来します。 雅楽の朗詠では、詩句を三段に分けて詠み上げるのが伝統的なスタイルとなっています。 この三段の中で、「二の句」は二段目の句を指します。 各句はまず独唱で詠...
「てにおは」という言葉は、話や文章のつじつまや筋道を指す言葉として使われます。 この表現の語源は、日本語の主要な助詞「て」「に」「を」「は」に由来しています。 これらの助詞は、日本語の文を組み立てる際の基礎的な部分を形成...
「月並み」という言葉は、今日では「ありふれたもの」や「平凡なさま」といった意味で広く使われていますが、その語源や由来は興味深いものがあります。 元々「月並み」とは、毎月定期的に行われることを指していました。 そして、和歌...
「しょっちゅう」という言葉は、「初中後(しょちゅうご)」という言葉を略した「初中」が時代とともに変化してきたものです。 元々の「初中後」とは、物事のはじめ、中ごろ、そして終わりという三段階を表す言葉でした。 特に中世の時...
「けり」という言葉は、現代日本語で「決着」や「しめくくり」の意味として用いられることが多いですが、その語源や由来は日本の伝統的な文学や語り物に関わっています。 古典文学である和歌や俳句などにおいて、詠み手の感じ取った風景...
「起承転結」という言葉は、もともと漢詩、特に絶句(四行詩)の構造に由来しています。 この言葉には四つの要素があり、それぞれの要素が詩の一句ずつに対応しています。 起句ではテーマや状況を「起こし」、承句ではそのテーマや状況...
「金釘流(かなくぎりゅう)」という表現は、下手な、あるいはぎこちない文字を指す言葉です。 この語の由来は、細くて折れ曲がった釘に似たような、ぎくしゃくとした書き味を持つ文字を書く様子から来ています。 ここで「金釘」は、形...
「合点」という言葉は、日常生活やビジネスの場で「了解した」という意味でよく使われますが、この言葉の起源は文学的な文脈にあります。 元々、「合点」は和歌や恋歌、俳諧などの詩や短歌を評価する際に、良いと思われる部分につける印...
「鸚鵡返し」という言葉は、人の言ったことをそのまま繰り返す、つまり言葉をパロディするという意味で用いられます。 この表現の語源は、日本の和歌の文化に由来します。 和歌では、他人が詠んだ詩に対して、その詩の一部を変えて即座...
「いろは」の語源は、日本の伝統的なかなの練習文「いろは歌」に由来しています。 この「いろは歌」は、平安時代に成立したとされる仮名の教材であり、日本のひらがな四十七文字がすべて一度ずつ使用されています。 歌は教育的な目的だ...
「いの一番」の語源については、「いろは」の一番目を指すとされています。 これにはいくつかの解釈がありますが、一般的に「いろは」は、かつて仮名の順序を示していた歌や言葉であり、その最初の文字が「い」であることからこの表現が...
「挙句の果て」という表現は、日本語において「結局」や「とどのつまり」といった意味で使われますが、その語源は日本の伝統的な詩、連歌や連句に由来しています。 具体的には、「挙句(きょく)」という言葉は、もともと「揚句(あげく...