ぶんか【文化】の語源・由来
【意味】 人間が社会的生活を営む中で生み出してきたあらゆる成果。 【語源・由来】 ドイツ語Kulturまたは、英語cultureの訳語。古くは漢籍にも見られる言葉。「culture」は「耕す」を意味するラテン語「cole...
【意味】 人間が社会的生活を営む中で生み出してきたあらゆる成果。 【語源・由来】 ドイツ語Kulturまたは、英語cultureの訳語。古くは漢籍にも見られる言葉。「culture」は「耕す」を意味するラテン語「cole...
【意味】 そこにいる人やその場から自然に作り出される独特の気分。 【語源・由来】 幕末に、オランダ語のluchtが訳され「空気」の意で用いられた語。明治初期に英語atmosphereの訳語となり、明治後期には、抽象的な意...
【意味】 無愛想な顔。ふくれっつら。 【語源・由来】 「仏頂」は「仏頂尊」のこと。仏頂尊とは、仏の頭頂に宿り、仏の知恵を示す。この「仏頂尊」が恐ろしい顔をしていることから。また、嫌そうな顔をいう「不承面」の転ともいわれる...
【意味】 物事の道理をわきまえること。 【語源・由来】 仏教語で、梵語vikalapaの漢訳。「思惟(しゆい)」とも訳す。仏教では本来「知識に頼った理解」のことをいい、煩悩にとらわれている人間の誤った認識をもいう。
【意味】 仏事の際、僧に渡す謝礼。 【語源・由来】 梵語Dānaの訳語で、施しの意。音訳した語は旦那・檀那となる。本来は、涅槃の境地に到達するために、菩薩が実践すべき六種類の修行、六波羅蜜(ろくはらみつ)の一つで、金品を...
【意味】 家などを建てること。 【語源・由来】 功徳をひろく請い願うことをいい、禅宗の寺で、修行僧が総出で労働に従事することをいった。転じて、室町時代から江戸時代には、禁城の際の大掛かりな土木工事のことを意味した。
【意味】 思考力や判断力の及ばないこと。原因や理由がわからいこと。 【語源・由来】 仏教語の「不可思議(ふかしぎ)」(思議すべからず)の略。想像することも、ことばで言い表すことも思いはかることもできないこと。つまり、仏の...
【意味】 (親や師に似ないで)愚かであるさま。また(至らない)自分を謙遜していう語。 【語源・由来】 「肖」は似る意。「不肖」は、すぐれた天子や賢人に、あるいはすぐれた父に似ないで愚かであること。日本ではふつう、親や師に...
【意味】 心の奥底。また、心から信頼できる相手。 【語源・由来】 腹と胸。すなわち体の中心となる大切な部分の意。また、腹や胸のように頼みになるところから、心の奥底の意や、自分の腹とも胸とも頼む人の意が生じた。
【意味】 夜でも昼のように明るいにぎやかな場所。歓楽街など。 【語源・由来】 漢の時代、中国の東莱郡(現在の山東省)の不夜県にあった城の名からとする説がある。不夜県の名は、夜も太陽が出て明るかったという伝説による。「三斉...
【意味】 世間の騒がしい議論・評判。とりざた。 【語源・由来】 「酔えば則ち鐸(すず)を執りて挽歌し、物議を屑(いさぎよ)しとせず(酔うと大きな鈴を鳴らしてうたい、世間の評判など気にもしなかった)」から出た言葉。これは、...
【意味】 東京都江東区西部の地名 【語源・由来】 江戸初期に、摂津国(大阪府)から移住してきた深川八郎右衛門が小名木川北岸一帯の開拓を行ったことによる。
【意味】 ブドウ科のつる性落葉果樹。西アジア原産。 【語源・由来】 中国には西域から伝わったが、西域の言語で「budau」と呼んでいたのを音写して「葡萄」の文字を当てたものと考えられている。それを日本で音読みしたもの。
【意味】 フクロウ科の夜行性の鳥。 【語源・由来】 毛が膨れた姿から「膨るる(ふくるる)」の転といわれる。また、鳴き声に由来するともいわれている。他にも、夜行性なので、「昼隠居(ひるかくろう)」の転ともいわれる。別名「五...
【意味】 柔らかく煮た大根や蕪に味噌をかけて食べる料理。 【語源・由来】 名前の由来には諸説ある。「風呂吹き」とは蒸し風呂で垢をこすり取る役目の者のことで、その風呂吹きが息を吹きかけながら垢をこすり取るさまが、熱い大根に...
【意味】 大根・茄子・鉈豆・蓮根などの野菜を細かく刻み、みりん醤油に漬け込んだ漬物。 【語源・由来】 福神漬けは、酒悦の主人 野田清右衛門が江戸末期から明治の始めにかけて考案し商品化したもの。店が上野にあったことから不忍...
【意味】 建具の一種。木で骨組みを作り、両面に布や紙を張ったもの。 【語源・由来】 もと、寝殿における寝所の間仕切りとして用いられたことから「臥す間(寝る部屋)」とする説が有力。なお、古く間仕切り用の建具はすべて「障子」...
【意味】 下位の地位にある者。下っ端。未熟者。 【語源・由来】 相撲で、序二段以下の力士を指していうことば。関取(十両以上の力士)のまわしを持ち運ぶなど、身の回りの世話をすることから。転じて、その世界に入ったばかりの下っ...
「振り出しに戻る」という言葉は、出発点やスタート地点に戻るという意味を持っています。 この言葉の背景には、伝統的な日本の遊び「双六(すごろく)」があります。 双六はボードゲームの一種で、プレイヤーはサイコロを振って駒を進...
【意味】 将来に備えて整えておく手はず。将来のための用意。 【語源・由来】 布石の「石」は囲碁で使用する碁石のこと。「布」は「敷く」「配置する」を意味する。戦いを有利に進めるには、序盤戦で全局的な展開を考えて要所要所に石...
【意味】 新作映画を初めて上映すること。物事のし始め。 【語源・由来】 小説の新刊本は袋に入れて発売され、その封を切って読んだことによるもの。
【意味】 より分けて、良いものだけを選び出す。選抜する。 【語源・由来】 「篩」は、円形または方形の枠の底に絹・金属・竹などの網を張った道具。これを使って、多くの中から、悪いもの、不用なものを除いて、優れたもの、よいもの...
【意味】 居眠りをする。 【語源・由来】 うつらうつらして、体が前後に揺れる様子が、船頭が船を漕ぐさまに似ていることから。
【意味】 世間に悪い評判が広まっている人やこと。 【語源・由来】 商品に正札が付いていること。それが転じて、知れ渡っていることの意味になった。本来は良い意味であったものが、多くは悪い評判が立っている人を指していうようにな...
【意味】 重要な秘密にかかわる腹心の部下。 【語源・由来】 本来は、懐に入れたり、帯の間に挟んで持ち歩いたりする護身用の短刀のこと。「懐剣(かいけん)」ともいう。いざというときの切り札になる腹心の部下を常に肌身離さず持ち...
【意味】 ある人の思想・主義などを強権的に調べること。また、その手段。 【語源・由来】 江戸時代のキリシタンをあぶりだすために、キリストの絵を踏ませたことから。
【意味】 配慮・注意が行き届かないこと。不注意なこと。道理や法にそむく行いをすること。不埒なこと。 【語源・由来】 もとは、行き届かないことを意味する言葉で、江戸時代には、裁判の判決文に用いられた。後に、心が法に届かない...
【意味】 肩苦しい礼儀や身分の上下にこだわらないくつろいだ宴会。 【語源・由来】 鎌倉時代、後醍醐天皇が正中の変を起こす際、極秘に開かれた鎌倉幕府打倒のための会合の名に由来する。密議をカムフラージュするため、身分の上下な...