ふりだしにもどる【振り出しに戻る】の語源・由来

「振り出しに戻る」という言葉は、出発点やスタート地点に戻るという意味を持っています。

この言葉の背景には、伝統的な日本の遊び「双六(すごろく)」があります。

双六はボードゲームの一種で、プレイヤーはサイコロを振って駒を進めることでゴールを目指します。

このゲームのスタート地点を「ふりだし」と言います。

しかし、ゲームの進行中には特定の場所に「振り出しに戻る」という指示が存在しており、駒がその場所に止まると、プレイヤーはスタート地点、つまり「ふりだし」に戻って、ゲームをやり直さなければなりません。

これは、プレイヤーにとっては大きなペナルティとなり、それまでの進行や努力が一瞬で無駄になることを意味します。

この双六の特定の罰則を、日常生活やビジネスなどのシチュエーションで「出発点に戻る」という意味で使うことで、言葉として「振り出しに戻る」という表現が一般化しました。

これは、途中まで進んでいたことが元の状態やスタート地点に戻ってしまう、つまり努力が水の泡となるような状況を表す時に使われることが多いです。

「振り出しに戻る」の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「振り出しに戻る」という言葉の背景や意味、由来などの情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細・説明
意味 出発点やスタート地点に戻る
背景の遊び 「双六(すごろく)」
双六とは サイコロを振って駒を進め、ゴールを目指すボードゲーム
「ふりだし」 双六のゲームのスタート地点
罰則 駒が特定の場所に止まると、スタート地点に戻ってやり直さなければならない
ペナルティの意味 進行や努力が一瞬で無駄になる状況
言葉の一般化 日常生活やビジネスなどで「出発点に戻る」という意味で使われるようになった

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