ひてい【否定】の語源・由来
【意味】 物事をそうではないと打ち消すこと。また、価値がないと判断すること。⇔肯定 【語源・由来】 英語negativeまたは、negationの訳語。西周(にしあまね)は、明治初期の著作で「肯定」に対義語として、この訳...
【意味】 物事をそうではないと打ち消すこと。また、価値がないと判断すること。⇔肯定 【語源・由来】 英語negativeまたは、negationの訳語。西周(にしあまね)は、明治初期の著作で「肯定」に対義語として、この訳...
【意味】 視覚的・空間的に美を表現する芸術。絵画・彫刻・建築など。 【語源・由来】 英語fine artの訳語。現在は彫刻などの「造形美術」を指す場合がほとんどだが、明治中期までは「芸術」とほぼ同義で使われていたことば。...
【意味】 美の本質や構造を明らかにする学問。また、個々人の美意識。 【語源・由来】 ドイツ語美Ästhetikまたは、英語のaestheticsの訳語。十八世紀に、ドイツの哲学者バウムガルテンが創始した学問。日本にこの分...
【意味】 家計が非常に苦しいこと。 【語源・由来】 仏教語で地獄にある火の燃え盛る車を「火車(かしゃ)」といい、それを訓読みした語。極卒の鬼が生前に悪行を働いた者を乗せて地獄へ運び、責め苦しめるといわれる。これは大変な苦...
【意味】 運に恵まれないこと。みじめなこと。 【語源・由来】 仏教語で「非業」は前世からの業(罪の報い)によらないこと。とくに、前世から定められた寿命ではなく、突然の災難で死ぬことをいう。
【意味】 僧のこと。 【語源・由来】 比丘は男子で梵語bhiksuの、比丘尼は女子で梵語bhikSuniiの音写。ともに、出家して戒を受けた正式な僧のこと。室町時代から江戸時代ころにかけて、尼僧の姿で諸国を巡り歩いた旅芸...
【意味】 年に二回、春分と秋分の日をはさんだ七日間。また、その間に行われる仏事。彼岸会。 【語源・由来】 梵語pāramitāの漢訳「到彼岸(とうひがん)」の略。悟りに至る修行、また、悟りの境地をいう。迷い煩悩に苦しむわ...
【意味】 瓜科のつる性一年草の果実。また、その中身を取り去って乾燥させた容器。 【語源・由来】 「瓢」は酒を入れる「ひさご」、「箪」は飯を盛る竹の器のこと。これが、日本では果実のひょうたん。およびその容器の意になった。古...
【意味】 気に入ったものに目をかけ、力添えすること。また、後継者。 【語源・由来】 「贔屓」は、元は中国語で、「ひき」と読んだ。それが長音変化して「ひいき」となった。「贔屓」とは、鼻息を荒くしてがんばるさま。また、重いも...
【意味】 酒のこと。 【語源・由来】 「漢書」食貨志の「酒は天の美禄」から。「美禄」は。すばらしい賜り物のこと。「美禄を食む」など、よい給与の意で使われることもある。
【意味】 行動や態度などが、がらりと変わること。 【語源・由来】 豹の毛が季節によって生え変わり、豹の斑文が美しくなることから。「君子豹変す、小人は面を革 (あらた) む(君子は豹の模様のようにはっきりと過ちを改めるが、...
【意味】 向こう見ずの勇気。 【語源・由来】 戦国時代の孟子の言葉から。『孟子・梁恵王下』より。「これ匹夫の勇、一人に適する者なり(無分別な男のむやみな強がりで、たった一人を相手にするだけの者だ)」と述べ、もっと大きな勇...
【意味】 滋賀県中部にある湖。 【語源・由来】 江戸時代中期以降、測量技術の発達により、湖の形が楽器の琵琶に似ていることがわかり「琵琶湖」と呼ばれるようになった。
【意味】 バラ科の常緑高木。 【語源・由来】 大型の葉が、楽器の琵琶に似ていることから。表記は漢名から。
【意味】 キク科の一年草。 【語源・由来】 太陽の移動につれて花の向きが回るということからの名だが、実際は、太陽に向いて咲くとは限らない。「日輪草」「日車草」ともいう。
【意味】 ヒノキ科の常緑高木。日本固有種。 【語源・由来】 古代、火を起こすのに用いられ、「火の木」の意から。「檜木」とも書く。
【意味】 センリョウ科の多年草。 【語源・由来】 茎の先に一本の花穂が出て白い花が多数咲く。その花の清楚な姿が源義経の寵愛した静御前(しずかごぜん)を思わせるところから。なお、花穂が二本出るものは「二人静(ふたりしずか)...
【意味】 ヒガンバナ科の多年草。 【語源・由来】 秋の彼岸のころに花を咲かせることから。「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」「死人花(しびとばな)」などともいう。
【意味】 海底にすむ棘皮動物。 【語源・由来】 五本の腕を放射線状に出した姿が、人の手に見えることから。「人手」とも書く。「海星」の表記は、形が星に似ていることから。
【意味】 空腹である。 【語源・由来】 元は空腹であることを「ひだるし」といった。この「ひるだし」の「ひ」に「文字」をつけた「ひもじ」が、さらに形容詞化したもの。
【意味】 冷やした豆腐を四角に切り、醤油と湯葉で食べる料理。 【語源・由来】 冷奴の「奴(やっこ)」は、大名行列の先頭で槍や挟み箱をもつ役の「槍持奴(やりもちやっこ)」のこと。奴が着ていた半纏には、「釘抜紋」と呼ばれる四...
【意味】 鰻のかば焼きを飯櫃に入れたご飯にのせたもの。 【語源・由来】 細かく刻んだうなぎの蒲焼をお櫃のご飯にまぶすことから。「ひつ」は「櫃」。「まぶし」は「まぶす」の連用形の名詞化。名古屋の名物で、最後はお茶漬けにする...
【意味】 ごくわずかな金。 【語源・由来】 びた一文の「びた」は、「鐚銭(びたせん・びたぜに)」の略。「鐚」の漢字は、「金」と「悪」を合わせた国字で、「鐚銭」は、価値の低い粗悪な銭の意。室町中期から江戸初期にかけて通用し...
【意味】 失敗や欠点を一時的にとりつくろうこと。一時の間に合わせ。 【語源・由来】 「弥」も「縫」もほころびを縫いつくろうという意味。「春秋左氏伝」では、戦車と戦車の間を歩兵で埋めて陣を補強する意味で使われている。転じて...
【意味】 ひと奮発して力を貸す。 【語源・由来】 本気になって仕事をするときに、着物の袖(そで)がじゃまにならないように、袖から腕を抜いて、片方の身ごろを脱ぐことからいうもの。全面的に力を貸す場合は、両方のみごろを脱いで...
【意味】 物事が順調にいかないこと。とくに、経済的に苦しくなること。 【語源・由来】 「左前」は着物の着方で、相手から見て左の衽(おくみ)を前に出して着ること。これは、死者に着せるものであることから、死を連想させ、縁起が...
【意味】 芸者になること。 【語源・由来】 「褄」は、和服の衽(おくみ)の腰より下のふちの部分。芸者は、着物を引きずらないように、褄を左手で持ち上げて歩くことから。非常につやっぽい姿とされる。
【意味】 築城・架橋・堤防工事などの完成を祈って、神へ供える生贄とするために、人を土中や水底に埋めること。また、その埋められた人のこと。 【語源・由来】 橋や城を築く際に、神の心を鎮めるため、いけにえとして人を生き埋めに...
【意味】 相手もいないのに、また、周囲の事情や結果を考えずに、ひとりで意気込むこと。 【語源・由来】 昔、神社などで行われていた儀式に由来する。神様と相撲を取るもので、神様は姿が見えないことから一人で相撲をとっているよう...
【意味】 最初から最後まで。また、最上のものから最低のものまで。 【語源・由来】 賭博用語から。ポルトガルから伝わった「西洋かるた(トランプ)」の一種に由来すると言われる。「ピン」「キリ」ともにポルトガル語。「ピン」はp...