ゆえん【所以】の語源・由来
【意味】 わけ。理由。 【語源・由来】 漢文で、「~する理由」「~する手段」の意を表す。「所以~」を訓読したもの。「ショイ」「もって~するところ」とも読む。「ゆえん」は「故に」の転とされる。
【意味】 わけ。理由。 【語源・由来】 漢文で、「~する理由」「~する手段」の意を表す。「所以~」を訓読したもの。「ショイ」「もって~するところ」とも読む。「ゆえん」は「故に」の転とされる。
【意味】 今となっては仕方がない。もうおしまいだ。 【語源・由来】 漢文で、慨嘆・絶望を表す「已矣」を訓読みし、簡単の意を表す「乎」や「哉」がついた。「已矣乎」「已矣哉」も「やんぬるかな」と読む。「やみぬるかな」の転。
【意味】 あるいは。または。 【語源・由来】 漢文で「若」を訓読したもの。「A若B(AもしくはB)」の形で使われる。副詞「もし」に、副詞語尾「く」と助詞「は」のついたことば。
「願わくは」という言葉は、願うことやできることならという意味を持つ古典的な表現です。 この言葉の起源は、漢文において願う内容を後に続ける際に使用される「願」を、日本語の訓読みで読むことから派生しました。 具体的には、古語...
「就中」という言葉は、中でも、あるいはとりわけという意味を持ちます。 この語の起源は、漢文に由来します。 漢文で「とりわけ」という意味を表すときに使われる「就中」という表現を、日本語の読み方、訓読みで読むと「なかにつく」...
「そもそも」という言葉は、日本語で「それにしても」や「いったい」という意味や、ものごとの「起こり」や「最初」という意味で使われます。 この言葉の背景には、漢文の文法が関与しています。 漢文では、文を改めて説明や述べ直す際...
「須く」、もしくは「すべからく」という言葉は、漢文の訓読、すなわち、漢字文を日本語の文法に合わせて読む際の技法から生まれた語です。 元々の表現は「すべくあらく」という形で、これは「すべきであること」を意味します。 その後...
「蓋し(けだし)」は、日本語で「おそらく」や「確かに」という意味を持つ言葉として使われます。 この言葉の語源に関しては、漢文に由来しています。 漢文では、文章の冒頭部分に位置する「蓋」という文字は「思うに」という意味を持...
「及び」という言葉は、主に「また」や「並びに」という意味で使われる接続詞です。 この語の由来は、漢字「及」を「および」と訓読したものであり、基本的に漢文訓読の際に使われる形です。 この漢字は動詞「及ぶ」に関連しており、「...
「曰く言い難し」(いわくいいがたし)という表現は、古典中国の思想家孟子(もうし)の作品「孟子」から来ています。 この文献には「曰難言」という表現があり、それが訓読されてこの日本語の言い回しとなりました。 具体的には、孟子...
「曰く」(いわく)という言葉は、漢文における「曰」(いわく)という字が訓読されたもので、その原意は「言うことには」といった形で引用文を導く働きがありました。 この字が日本語に取り入れられる過程で、その後に続く文が往々にし...
「あにはからんや」、または漢字で「豈図らんや」と表されるこの表現は、何かが予想外であったり、意外なことを表現するときに使います。 具体的には「思いがけず」や「意外にも」といった意味合いで使用されます。 この言葉の背後にあ...
「推敲」という言葉は、詩や文章を練り直す行為を指します。 この言葉の語源は、中国・唐代の有名な詩人、賈島の逸話に由来しています。 ある日、賈島はロバに乗っていて「僧は推す月下の門」という詩句を考えていました。 しかし、「...