わざわい【災い】の語源・由来
【意味】 不幸をもたらすような出来事。 【語源・由来】 「わざ」は神のしわざ。「わい」は接尾語とされる。悪い結果をもたらすような神のしわざの意。
【意味】 不幸をもたらすような出来事。 【語源・由来】 「わざ」は神のしわざ。「わい」は接尾語とされる。悪い結果をもたらすような神のしわざの意。
【意味】 確かで、疑う余地のないようす。明白なさま。 【語源・由来】 身分や家柄の高いさまをいう「歴とした」に促音「っ」の入った形。
【意味】 さまざま。 【語源・由来】 「四方八方」の意の「よもやま」の転かといわれる。
【意味】 たいそう。ずいぶん。 【語源・由来】 良い程度の意を表す「良き程」が音変化したもの。もとは「ちょうどよい程度」をいった。「かなりの程度」の意になるのは江戸時代以降で、「余程」はそのころからの当て字。
【意味】 睡眠中、現実のように物事を感じる現象。 【語源・由来】 奈良時代は「いめ」。寝て物を見てることから、「寝目(いめ)」の意とされる。「寝(い)」は「睡眠」、「目(め)」は「見えるもの」の意味。
【意味】 婚約成立の印に金銭や品物を取り交わすこと。また、その金銭や品物。 【語源・由来】 申し込みの意の「言ひ入れ(いひいれ)」が変化した語で、動詞「言ふ」が語形の変化で「ゆふ」となったのに伴ない、「言ひ入れ」も「ゆひ…
【意味】 身分が高い。 【語源・由来】 「止む事無し」が一語化したもので、もとは「止むに止まれぬ、捨てておけない」の意。のち、並々でない意、尊い意などが派生した。
【意味】 後先を考えず物事にあたるようす。むやみやたらなさま。 【語源・由来】 「闇の雲」の意を表し、闇の中で雲をつかむように、漠然としてあてがない意から。
【意味】 家来。召使。 【語源・由来】 室町時代ごろまでは「やつこ」といった。「家つ子」の意で、もとは、「人に使われる奴隷」を指した。その「やつこ」が音変化したもの。
【意味】 神をまつった殿舎。神社。 【語源・由来】 「屋(や)代(しろ)」で、「代 (しろ) 」は神を祭るために地を清めた場所のこと。で、元来、祭祀の際に、神がおりてくる仮小屋を設けた土地の意。
【意味】 穏やかで思いやりがある。 【語源・由来】 やせる意の動詞「やす(痩す)」が形容詞化した語。もとは、肩身が狭く身もやせ細るほどに恥ずかしいという意味。万葉の時代から、人や世間に対して気恥ずかしい、肩身が狭いの意味…
【意味】 声や音が大きくてうるさく、不快である。 【語源・由来】 「弥囂(いやかま)しい」の転とする説がある。「いや」はますます、「かまし」はさわがし意。
【意味】 刃のついているもの。 【語源・由来】 「焼き刃」のイ音便形で、もとは「焼き入れをした刀剣の刃」の意。また、焼き入れによって生ずる刃紋のことをいった。
【意味】 秋になり、木の葉の色が赤や黄に変わること。 【語源・由来】 木の葉が色づく意の動詞「もみず」(古くは「もみつ」)の連用形が名詞化したもの。
【意味】 思いがけないこと。予期せぬこと。 【語源・由来】 人にたたるものの意の「物の怪」の転。古くは、不吉なこと・異変を意味した。
【意味】 使う。役立たせる。 【語源・由来】 「持ち率(い)る」で、もとは、目上が目下の能力を認めて使う意。
【意味】 米を炊いたもの。 【語源・由来】 動詞「食べる」の尊敬語「召す」の連用形「召し」が、名詞化したもの。
【意味】 目つきで知らせること。 【語源・由来】 古くは、「めくわす(目食はす)」の形で、「食はす」は、「合わせる・一体化する」という意味で、目で合図をする意を表した。その名詞化が「めくはせ」。「めくばせ」と濁る形が現れ…
【意味】 おしゃれをする。 【語源・由来】 「冗談めかす」「ほのめかす」などの「そのように見せかける」「~らしくする」意の接尾語「めかす」が独立して動詞化したもの。「危めかす」の略か。もとは外見をとりつくろう意。転じて、…
【意味】 妻をもつ男性と関係をもち、経済的な援助を受ける女性。 【語源・由来】 「目を掛ける」の意からで、古くは「目掛」とも書いた。男が目を掛けて世話をする女の意になった。
【意味】 精一杯。 【語源・由来】 「目」は、はかりの目盛りのことで、「目一杯」は目盛りぎりぎりいっぱいまでという意味。
【意味】 自分の子供。 【語源・由来】 「むす」は生まれる、生じるの意で、「苔生す(こけむす)」の「生す」と同じ。息子は「生す子(産す子)」が変化したもの。娘の「むす」は「生す女(産す女)」が変化したもの。
【意味】 わかりにくい。 【語源・由来】 室町時代ごろまでは「むつかし」。不愉快に思う意の動詞「むずかる(むつかる)」の形容詞形で、うっとうしいなどの感情をいうのが原義。「むつかしい」とも
【意味】 上品で優美なこと。 【語源・由来】 「都人(みやこびと)風をする」「宮廷風をする」意の動詞「みやぶ」の連用形が名詞化したもの。「みや」は「宮」の意。
【意味】 皇居のある土地。 【語源・由来】 もと「宮処(みやこ)」。「みや」は「み(御)+や(屋)」の意で、御殿・宮殿のことをいい、本来は神霊のいるところ、すなわち「宮」をいった。「こ」は「処」で、ここ、そこ、いずこなど…
【意味】 旅先などから持ち帰る、その土地の品物。 【語源・由来】 古くは「みあげ(見上げ)」といった。よく見て選び、人に差し上げる品物のことをいった。その土地の産物の意の「とさん(土産)」と混同され、室町時代以降、この字…
【意味】 神をまつったところ。神社。 【語源・由来】 もとは「御屋(みや)」で、神のいる建物の意。
【意味】 物事の起こるはじめ。 【語源・由来】 もとは「水(み)な本(もと)」から来た語。「な」は「の」の意。水の流れ出るもと、水源をいい、そこから転じたもの。
【意味】 船が安全に停泊できる設備を整えたところ。 【語源・由来】 みなとの「み」は「水」、「な」は古い連体助詞で「の」、「と」は「門」で、「水の門」の意。水(海)の出入り口をいった。『古事記』や『日本書紀』では、「水門…
【意味】 見かけ。外見。 【語源・由来】 「これを見てくれ」と言わんばかりに見せびらかす意から、外観の意ができた。
【意味】 体裁が悪い。 【語源・由来】 見たくもない意の「見とうもない」の転。 【語源由来の出典】 ・大言海 ・江戸語大辞典=前田勇 【参考】 中世の「見たくもなし」が「見たうもない」「見とむない」などを経て、近世後期に…
【意味】 商店を並べて売るところ。 【語源・由来】 商品を陳列する台や場所を「見世棚(みせだな)」といい、のち、建物そのものをいうようになった。「みせ(店)」はその略から。
【意味】 外見が貧弱である。 【語源・由来】 「身が窄る(すぼる)ようになる」意。「窄る」は、「狭くなる」「縮む」「小さくなる」といった意味の動詞。
【意味】 水をたたえたくぼ地。池や沼より大きなもの。 【語源・由来】 「水海」の意からとされる。もともと、「海」は大水をたたえたところをいい、池や沼をを指すこともあったが、塩水のところを「塩海・潮海(しほうみ)」、淡水の…
【意味】 見るにしのびないほど、あわれなこと。また、自分がひどく情けなくあわれに感じられること。 【語源・由来】 「見じ」と「目」からなる語。「見じ」の「じ」は打消し推量の助動詞で、「見たくない」の意。「 目」は「痛い目…
【意味】 おり。ころ。 【語源・由来】 もとは「水限」(みぎり)で、雨滴の落ちる際の意。とくに、軒下の雨滴を受けるための石を敷いた場所のこと。転じて、庭の意。のち、そうした空間的な区切りの意が発展して、時間的な区切りもい…
【意味】 よそから訪れる人。訪問客。 【語源・由来】 古い形は「まらひと」で、「稀にやってくる人」の意。のちに「まろうと」。江戸時代以降は「まろうど」に変化した。
【意味】 かいがいしくて、まじめに働くさま。 【語源・由来】 誠実である意を表す古語「まめなり」の「まめ」を重ね、形容詞化した語。「忠実忠実しい」は当て字。
【意味】 まぶたのふちに生えている毛。 【語源・由来】 「目の毛」(まのけ)の意。「まつげ」の「つ」は、奈良時代の格助詞で「の」の意。
【意味】 本当。真実。 【語源・由来】 「ま」は「真 (ま)」で接頭語。「こと」は、「事(こと)」または「言(こと)」で言葉や事柄の意。そこから、真実のことば・事柄の意に転じた。
【意味】 売春の客引き。 【語源・由来】 もとは、土地に不案内なもの、ぼんやりしたものをだまして金品を巻き上げるもののこと。ぼんやりものを引っ張ってだますことから「ぼん引き」といい、それが転じたものといわれる。また、盆の…
【意味】 燃えている火の先。 【語源・由来】 「火の穂(先端)」の意からの転。
【意味】 いばって体を反り返らせる。 【語源・由来】 「踏み反り返る」が転じたもの。「ふん」は、「ふみ(踏み)」が撥音便化した語で、踏ん張るという意。「ぞり」は「そる(反る)」が連濁したもので、上体を後ろの方へ曲げる意。…
【意味】 気の毒なこと。かわいそうなこと。 【語源・由来】 この意では「不憫」とも書くが、当て字。もとは「不便」。明治以降、都合の悪いことの意を「不便(ふべん)」と読むようになったが、それ以前は、この意でも「ふびん」と読…
【意味】 字や絵をかく道具。 【語源・由来】 古くは「文手(ふみて・ふみで)」といい、奈良時代以前から使われる筆記具。 「文手」の「文」は手紙の意、「手」は書くことの意。文を書く道具の意から。「ふみで」「ふみて」が、「ふ…
【意味】 言動に愛想のないさま。 【語源・由来】 水飴を煮つめて回転させながら、引き伸ばして切っただけの白い棒状の「打っ切り飴」(ぶっきりあめ)を「打っきり棒」といい、転じて、ぶっ切られたさまや、味や形に変化がないことか…
【意味】 洗練されていないこと。無風流なこと。 【語源・由来】 ぶしつけである意の「骨 (こち) 無し」を音読みにした語。
【意味】 鍛冶屋などが使う、火をおこすための送風装置。 【語源・由来】 もとは獣皮でつくった皮袋を用いたことから「吹革(ふきがわ)」といった。のち、「ふいごう」に変化して、「ふいご」になった。
【意味】 他人の頬を平手で打つこと。 【語源・由来】 本来は頭髪の鬢(びん)のところをいう。鬢は頭の側面に生えている髪のこと。地方によっては、頭または頬の意で用いられる。「た」は「手」で、その方向を表し、辺りを意味する。…
【意味】 聖人。高僧。また、物事にすぐれた人。 【語源・由来】 もと「日知り」で、天文暦数を知る人の意とも、日(太陽)のように世の中をすみずみまで知る人の意ともいわれる。
【意味】 膝の裏側のくぼんだ部分。 【語源・由来】 「ひきかがみ(引屈)」の転。
【意味】 そばに控える。また、ある席にかしこまる。 【意味】 貴人などのそばにつかえる意の古語「侍り」から。
【意味】 きまりが悪い。取り繕うことができず、恥ずかしい思いをする。 【語源・由来】 「ばつ」は「場都合」の略といわれ、その場の具合・調子の意。「話の辻褄を合わせる」「調子を合わせる」の意味で「ばつを合わせる」とも用いら…
【意味】 ①足に何もはいていないこと。 ②とても及ばないこと。「玄人はだし」 【語源・由来】 「肌足(はだあし)」の転。「裸足」とも書く。②はあまりのすごさに玄人や専門家でも「はだしで逃げ出す」意から。
【意味】 頼りにならない。もろい。 【語源・由来】 語構成は、「はか」+「なし(無し)」で、「はか」は目あてや目安、物事の進み具合をいう語。原義は「順調でない」の意。「はかる(計る)」や「はかどる(捗る)」「はかばかしい…
【意味】 郵便用の規格の用紙。 【語源・由来】 「郵便葉書」の略。もとは、紙片などに書いた覚書きの意で「端書(はがき)」と書いた。江戸時代には、借金の督促状、仮の徴税令書、伊勢国の紙幣などを「はがき」といい、郵便制度を導…
【意味】 口の奥の、食道と気管に通じてる部分。 【語源・由来】 もとは「のみど(飲み門)」といい、奈良時代に「喉・咽」を「のみど」と読ませている文献がある。飲むための入り口の意。のちに「のんど」となり、それがつまったもの…
【意味】 どうにもならない。 【語源・由来】 「退く」ことも「引く」こともできない意で「退き引きならない」がもとの形。打消しの「ならない」が付き、「のっぴき」単独で用いることはない。
【意味】 丁寧で心のこもっているさま。 【語源・由来】 「ねもころ」 という古語が転じたもの。「根+も+凝ろ(ころ)」または「根+如(もころ)」で、根が絡み合うように密である意とされる。密な根のように、心を行きわたらせる…
【意味】 寝室。 【語源・由来】 「寝屋(ねや)」で、寝るための部屋の意。
【意味】 寝る場所。 【語源・由来】 「寝座 (ねくら) 」で、もとは鳥の寝るところの意。
【意味】 神職の総称。 【語源・由来】 神の心を和ませてその加護を願うという意味の動詞「ねぐ(労ぐ)」の連用形から。
【意味】 物事を少しずつすませること。 【語源・由来】 「済す(なす)」は返済する意。借金を少しずつ返してゆくということから。文化庁の調査で、平成二十九年度「国語に関する世論調査」では、「借金を済し崩しにする」を、「少し…
【意味】 物事が過ぎ去った後に残っている気配や影響。 【語源・由来】 「波乗り」の転とされる。風がやんでも静まらない波のことから。「余波」とも書く。
【意味】 人や物事をあなどり、軽んじること。 【語源・由来】 「無いも同然」の意の「無きが代(なきがしろ)」がイ音便化された語。あっても無いも同然として軽んじる意になった。「代(しろ)」は「身代金」などにも使われるように…
【意味】 対処の方法が分からずにまごつくこと。 【語源・由来】 寝ぼけて方角を失ったり、開けるべき出入り口がわからなくなったりすることから。
【意味】 そばにいるために受ける災難。 【語源・由来】 水しぶきの意の「迸(とばし)り」が変化した言葉。「迸(とばし)る」は現代使用されている「迸(ほとばし)る」の語源でもある。
【意味】 決定的な一撃。 【語源・由来】 動いている物をとめる意の動詞「止める」の連用形から。また、ボラが最も成長したものを「トド」というところから、「止め」「止まり」が語源であるとされる。
【意味】 あれこれ思い迷うさま。 【語源・由来】 「取りつ置きつ」の音変化した語。手に取ったり下に置いたりの意から。
【意味】 老婦人の敬称。 【語源・由来】 「戸主(とぬし)」の意で、家事を司る婦人のこと。主婦を指す。なお。酒造は、元来、「刀自」の役割とされたことから、酒造職人をいう「杜氏(とじ)」と同源とする説もある。「刀自」は当て…
【意味】 通路や出口をふさぐ。 【語源・由来】 もとは「戸鎖(とざ)す」の意で、戸を閉めて錠をおろすことをいった。そこから、ふさぐ、関係を断つなどの意が派生した。
【意味】 非難する。なじる。 【語源・由来】 罪・過失の意の「とが(咎)」を動詞化した語とされる。
【意味】 自分の才能などをひけらかす。 【語源・由来】 「照らう」の意で、物をはっきり見せるようにすることから。
【意味】 人をだます。うまい手段。 【語源・由来】 熟練の腕前をいう「手練(しゅれん)」の誤読とする説、熟練する意の「調練(ちょうれん)」の転とする説など諸説ある。
【意味】 技芸などの腕前がすぐれていること。 【語源・由来】 もともと「手足り(てだり)」と書き、それが音変化した語。手に十分に足りてそなわる意からか。「手練れ」とも。
【意味】 前の話と関係がないこと。 【語源・由来】 「付く」に、打消しの助動詞「ず」がついた「付かぬ」から出た言葉。
【意味】 内容がまったく理解できないこと。 【語源・由来】 漢字には「珍紛漢紛」のほか「珍糞漢糞」「陳奮翰奮」など多数あり、難しい漢語・漢文をまねたもの、意味不明な外国のことばをまねたものともいわれている。「珍紛漢」とも…
【意味】 大工道具の一つ。柄が曲がった鍬形の刃物。 【語源・由来】 「手斧(ておの)」の音変化した語。
【意味】 手や顔を洗い清める水。 【語源・由来】 「手水(てみず)」ウ音便「てうず」の音変化した語。
【意味】 正統。生粋。 【語源・由来】 嫡子から嫡子へと家を継ぐ意の「ちゃくちゃく(嫡嫡)」が音変化したもの。
【意味】 十分に味わい、満足すること。 【語源・由来】 もとは十分に足りるの意の「足んぬ」で、「たんぬ」→「たんの」→「たんのう」と変化した。「堪能」は当て字。
【意味】 しまりがない。 【語源・由来】 乱れた状態をいう形容詞「しだらない」の音節順序を入れ替えた言葉。 「しだら」は、「自堕落(じだらく)」の転ともいわれ、江戸時代、好ましくない状態の意で使われた。
【意味】 まるくて平たい容器。 【語源・由来】 「手洗い」の転。手などを洗う容器ということで、湯水を入れる器の意に転じた。『和名抄』に「盥 澡手 多良比 俗に手洗の二字に言ふ」とある。
【意味】 着物の袖の、袋状に垂れ下がった部分。 【語源・由来】 もと「手本(たもと)」で、「た(手)」と「もと(本)」からなる語。「そば(側)」や「わき(脇)」「ほとり(畔)」を意味するのも「手元」の意味からである。ひじ…
【意味】 ある状態のままでいる。 【語源・由来】 もとは「手持つ」(たもつ)で、所持する意から転じた語。また、「持つ」に接頭語「た」が付いたものともいわれる。
【意味】 びっくりする。 【語源・由来】 「魂(たま)」は心のはたらき、「消る(げる)」は消えるが縮まったもの。気を失うほど驚く意から。魂が消えるほどの思いから、驚きを意味する言葉として江戸時代から使われている。
【意味】 手の内側。手のひら。 【語源・由来】 「な」は「の」にあたる連体助詞で、「たな」は「手の」を意味し、たなごころは「手の中心」を意味する。「こころ(心)」には「中心」の意味、「うら(心)」と同源である「裏」の意味…
【意味】 数量が多いこと。 【語源・由来】 ともに数量が多い意の「沢(さわ)」と「山」を重ね、音読した語。または、中国の易の卦(か)の「沢・山」(多くのものが流通する意)からともいう。
【意味】 松や竹などを束ね、火をつけて照明とするもの。 【語源・由来】 「たきまつ(焚松・焼松)」の転とされる。
【意味】 めでたくおさまる最後の場合。 【語源・由来】 「団円」には終わり、結末の意。また、まるいの意、円満なさまの意から、それが転じて「欠けることなく終わること」「めでたい結末を迎えること」と意味となった。
【意味】 皆から嫌われること。 【語源・由来】 「すかん」は「好かん」の意か。
【意味】 すばらしいさま。 【語源・由来】 「すばらしい」の「す」に接尾語「的(てき)」をつけたもの、また、「できすぎ(出来過ぎ)」の倒語「すぎでき」が変化した語とする説とといわれる。「素敵」は当て字で、大正頃から見られ…
【意味】 物事がもめて、なかなかまとまらないこと。長いことごたつくさま。 【語源・由来】 漢字で書くと「擦った揉んだ」。動詞「擦る」と「揉む」からできた語で、意見がぶつかり合うさまを表した語。江戸時代には、あれこれと勝手…
【意味】 つらいのを我慢すること。 【語源・由来】 心のはたらきをいう仏教語「心法」からとする説がある。のち、「苦痛を耐え忍ぶ」意に転じて、「辛抱」の字が当てられたか。「辛棒」と書く。
【意味】 知っていて知らないふりをする。 【語源・由来】 「しら」は「知らぬ」の略で、「白」は当て字とも、「しらじらしい(白々しい)」の「しら」、「真面目」や「ありのまま」の「しら」からともいわれる。 「切る」は、「たん…
【意味】 人を笑わせるような、気のきいたおもしろみのある文句。同音を利用したことば遊び。 【語源・由来】 さらされて余分なものが取り除かれる意の「晒(曝)れ」からとも、ふざける意の「戯れ(ざれ)」からともいわれるが定説が…
【意味】 長年続いて信用のある店。 【語源・由来】 家業を絶やさず守り継ぐ意の動詞「為似す・仕似す(しにす)」の連用形から。江戸時代に、長年商売をして信用を得る意味で用いられるようになった。 やがて、「しにす」の連用形が…
【意味】 剣道で使う竹製の刀。 【語源・由来】 もとは、「撓い竹(しないだけ)」で、打突する際に「撓る」ことに由来する。柔らかく曲がる竹でつくった刀の意。
【意味】 礼儀や作法を身につけさせること。 【語源・由来】 やり慣れている意の動詞「仕付ける」の名詞形と、心の習性をいう仏教語「習気(じっけ)」が、一般に広まる過程で「しつけ」に変化し、「作りつける」意味の動詞「しつける…
【意味】 ひどく煩わしいさま。 【語源・由来】 「しち」は「面倒」を強める接頭語。「七」は当て字。