うなだれる【項垂れる】の語源・由来

「うなだれる」は、気持ちが沈んで頭やうなじを垂れる、つまりうつむく行動や状態を指す言葉です。

この語は室町時代末期まで「うなたれる」という形で使われていました。

その語源には「うな(項)」と「たる(垂る)」が組み合わさっています。

「うな」とは「うなじ」、つまり首の後ろ部分を指します。

これに「たる(垂る)」が加わって「うなたる」となりました。

この表現は後に「うなだれる」という形に変化しているのです。

類似の形で「うな」が使われている語には、「うなずく」や「うながす」などがあります。

この言葉は、情緒が沈んだ時に人がとる自然な体の動き、特に首や頭を下に垂れる様子を視覚的に表現していると言えます。

それだけでなく、このような身体の動きが感情や内面状態と密接に関わっていることを示しています。

【項垂れる】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「うなだれる」の定義、歴史的背景、語源、関連語、そしてその意味や用途についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
定義 気持ちが沈んで頭やうなじを垂れる、うつむく行動や状態を指す
歴史 室町時代末期まで「うなたれる」という形で使われていた
語源 「うな(項)」と「たる(垂る)」が組み合わさっている
関連語 「うなずく」、「うながす」など、同じく「うな」を含む言葉が存在する
意味・用途 情緒が沈んだ時の自然な体の動き(首や頭を下に垂れる様子)を表現し、感情や内面状態と密接に関わる

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