【意味】
衣服・小道具などを整理・保管するのに用いる家具の総称。多く木材で作り、引き出しや開き戸を付ける。
【語源・由来】
「たんす」は、古くは「担子」と書かれ、中国では、天秤棒の両端にかける荷物、日本では持ち運び可能な箱のことを指した。江戸時代に引き出し式の「たんす」が作られるようになると、「箪笥」の字が当てられた。「箪笥」は中国の語で、円形の器の意の「箪」、方形の竹製の容器の意の「笥」から成る語。
箪笥が、もともと両端に金具を付けて、棹を通し、持ち運べるものであったことから、1棹、2棹と数える。