しにたい【死に体】の語源・由来

「死に体」という言葉は、現在では、何らかの組織や人がかつての勢いや力を失い、回復が困難な状態にあることを指す言葉として使用されます。

この表現の背景には、元々相撲の世界で使われていた特定の状況を示す言葉があります。

この言葉の語源は、相撲における特定の体勢を指すものでした。

具体的には、力士が自らの体勢を大きく崩してしまい、それを自力で立て直すことができない状態を「死に体」と呼びました。

そのような状態になると、ほぼ確実にその力士は敗れるとみなされたのです。

この相撲の文脈から、「死に体」は次第にその意味を拡張し、一般的な文脈で、何らかの事態や状態が極端に悪化し、回復の見込みがほぼない状況を指すようになりました。

そして、現在では、この拡張された意味での使用が一般的となっています。

【死に体】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「死に体」という言葉の意味、起源、変遷に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。
ポイント 説明
現在の意味 組織や人が回復が困難な状態にあることを指す言葉。
背景 元々は相撲の世界での特定の体勢や状況を示す言葉。
語源 力士が自力で体勢を立て直すことができない状態を「死に体」と呼ぶ。
相撲の文脈 そのような体勢の力士は、ほぼ確実に敗れるとみなされる。
意味の拡張 一般的な文脈で、事態や状態が極端に悪化し、回復が難しい状況を指すようになる。
現在の使用 拡張された意味での使用が主流となっている。

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