「仕事」という言葉は、元々「為事(しごと)」という言葉から派生しています。
ここでの「為る(する)」は「行う」という動作を指し、それに「事」という言葉が組み合わさることで「行う事」、つまり「すること」という意味が生まれました。
この「すること」が、徐々に「しなくてはならない事」や「するべきこと」といった意味に変わっていきました。
そして、その結果、現在の「仕事」や「業務」を指す意味になったのです。
江戸時代には、この「為る(する)」の部分が「仕る」という形で使われる例も見られます。
この用例から、漢字で「仕事」と表記する際の「仕」の字が「為る」という動詞と関連していることが推察されます。
しごと【仕事】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「仕事」という言葉の基本的な意味や成り立ちをカンタンにまとめます。
キーポイント | 詳細・説明 |
---|---|
基本の由来 | 「為事(しごと)」から派生 |
「為る(する)」 | 「行う」という動作を指す |
「事」の組み合わせ | 「行う事」、つまり「すること」を意味 |
意味の変遷 | 徐々に「しなくてはならない事」や「するべきこと」といった意味に変わってきた |
現代の意味 | 「仕事」や「業務」を指す |
江戸時代の用例 | 「仕る」という形で使われる例があり、「仕」の字が「為る」という動詞と関連していることが推察される |