シャクヤク【芍薬】の語源・由来

【意味】
ボタン科の多年草。葉・花ともに同属のボタンに似るが木本にはならない。中国東北部の原種。茎は高さ約60cm。5月頃、茎頂に紅・白または黄の重弁・大形の美花を開く。観賞用に古くから栽培、園芸品種が多い。根を乾燥したものは漢方生薬で、鎮痙・鎮痛・通経薬として煎用。日本の山地にはヤマシャクヤクが自生する。貌佳草(かおよぐさ)。

【語源・由来】
「芍薬」は薬として中国から日本に渡来したことから、その名に「薬」の漢字が用いられている。また、中国では昔、「芍薬」のことを「綽約(しゃくやく)」と書いていたことから、日本でも「しゃくやく」と呼ぶようになった。「芍薬」の「芍」は、鮮やかなという意味があり、鮮やかな薬草という意味で「芍薬」という。

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