ねみみにみず【寝耳に水】の語源・由来

「寝耳に水」という表現は、突然の出来事や予期しない出来事に対する驚きを意味する言葉として使われます。

この言葉の由来は、「寝耳に水の入るが如し」という表現から来ています。

もともとは、眠っている間に耳に水の音が聞こえることから、その驚きを表す言葉として用いられていました。

古い時代、治水技術が今ほど発展していなかったため、川の氾濫によって突然の濁流音が響き、その音に驚くことがしばしばあったのです。

この川の氾濫という突然の出来事を、眠っている間に耳に聞こえる水音として表現したのが、この言葉の起源となります。

時が経過するにつれ、この表現は「寝ている最中に耳に直接水を注がれる」ような驚きを連想させる言葉として解釈されるようになりました。

そして、それが現在の「寝耳に水」という言葉の意味として定着しました。

また、この表現に続けて「足もとから鳥の立つごとし」という言葉を用いることで、さらなる驚きや不意打ちを強調することもあるようです。

【寝耳に水】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「寝耳に水」という言葉の意味、起源、背景、その時代の変遷と意味の変化、さらに付随する表現についての情報をカンタンにまとめます。
項目 説明・内容
「寝耳に水」の意味 突然の出来事や予期しない出来事に対する驚きを意味する言葉。
起源 「寝耳に水の入るが如し」という表現。眠っている間に突然耳に水の音が聞こえることから、その驚きを表す言葉として用いられた。
背景 古い時代には治水技術が未発展で、川の氾濫の音に驚くことがしばしば。この突然の出来事を眠っている間に聞こえる水音として表現したのが言葉の起源。
時代の変遷と意味の変化 時が経過し、「寝ている最中に耳に直接水を注がれる」ような驚きを連想させる言葉として解釈されるようになり、現在の意味として定着。
付随する表現 「足もとから鳥の立つごとし」を用いることで、驚きや不意打ちをさらに強調することがある。

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