【意味】
①広くはネコ目(食肉類)ネコ科の哺乳類のうち小型のものの総称。体はしなやかで、鞘に引き込むことのできる爪、ざらざらした舌、鋭い感覚のひげ、足裏の肉球などが特徴。一般には家畜化されたネコをいう。エジプト時代から鼠害対策としてリビアネコ(ヨーロッパヤマネコ)を飼育、家畜化したとされ、当時神聖視された。現在は愛玩用。在来種の和ネコは、奈良時代に中国から渡来したとされる。古称、ねこま。
②ア.(猫の皮を胴張りに用いるからいう)三味線の異称。
イ.(三味線を使うところから)芸妓の異称。
③猫火鉢の略。
④猫車の略。
⑤ふいごの内側についていて、空気の出る孔をふさぐ革。
【語源・由来】
鳴き声に接尾辞「コ」を添えた語。また「ネ」は鼠の意ともいわれる。