ながい【長い・永い】の語源・由来

「ながい」という言葉は、日本語で空間的や時間的な距離が大きいことを表す時や、永久不変であることを示す際に使います。

特に「永い」は時間に関することを示す際に使用され、永続性や永遠性の意味合いが強いです。

この「ながい」という言葉の起源は、もともと「和ぐ」、つまり「おだやかになる」という意味の「なぐ」に由来しています。

この「なぐ」が変化して「なが」という語幹となり、それが動詞化して「ながる」という形になりました。

この「ながる」とは「流れる」という意味を持っており、この流れる様子が空間的、時間的に延びる様子を連想させます。

そして、この動詞からさらに形容詞化されて「ながし」となり、現代日本語での「ながい」という形になりました。

要するに、「ながい」は元々の「おだやかになる」の意味から、時間や空間が流れる・延びる様子を示す言葉へと進化してきました。

そして、その流れる・延びるという意味から、長い時間や距離を指す言葉として定着したのです。

ながい【長い・永い】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「ながい」という言葉の起源や変遷、意味をカンタンにまとめます。
項目 説明
言葉 ながい
基本的な意味 空間的や時間的な距離が大きいこと。また、永久不変や永続性を指す際にも使用される。
「永い」の使用 時間に関することを示し、永続性や永遠性の意味合いが強い
語源 「和ぐ」、すなわち「おだやかになる」の意味の「なぐ」に由来
言葉の変遷 「なぐ」→「なが」(語幹)→動詞「ながる」(流れるの意)→形容詞「ながし」→現代日本語「ながい」
意味の進化 元々の「おだやかになる」から、時間や空間が流れる・延びる様子を示す言葉へと変化。それが長い時間や距離を指す言葉として定着

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