ナメクジ【蛞蝓】の語源・由来

「ナメクジ」という言葉は、陸生の巻貝の中で殻が退化した生物を指す総称です。

特に、ナメクジ科に属する一種が一般的にこの名で知られています。

この生物は体長が約6センチメートルで、淡褐色の体に3条の暗褐色の帯があります。

頭部には2対の触角が存在し、そのうち長い方の先端には眼がついています。

ナメクジは腹面全体を伸縮させることで徐々に移動し、その際に粘液の筋を残します。

塩をかけると、体内の水分が抜けて縮むという特性もあります。

この「ナメクジ」の名前の由来について考察すると、「なめ」という部分は、「なめらか」という滑らかさや、舐めるように這う動きをする「なめる(舐める)」からきているとされます。

一方で、「くじ」という部分の由来は明確にはわかっていません。

古くは、殻を持つ「かたつむり」も「なめくじ」として呼ばれていたことがあり、そのため両者を区別する際に、殻のないナメクジを「はだか(裸)なめくじ」と称したこともあったとされています。

ナメクジ【蛞蝓】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「ナメクジ」という生物とその名前の背景や特徴に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細
基本の意味 殻が退化した陸生の巻貝の総称
特徴的な生物 ナメクジ科に属する一種
体の特徴
  • 体長約6センチメートル
  • 淡褐色の体に3条の暗褐色の帯
頭部の特徴
  • 2対の触角
  • 長い触角の先端に眼
移動方法
  • 腹面全体を伸縮して移動
  • 粘液の筋を残す
塩の影響 塩をかけると体内の水分が抜けて縮む
名前の由来「なめ」 「なめらか」の滑らかさや「なめる(舐める)」の動き
名前の由来「くじ」 明確な由来は不明
関連の言葉 かたつむりも「なめくじ」として呼ばれていたことがあり、「はだかなめくじ」も存在

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