かすり【絣・飛白】の語源・由来

「かすり」という言葉は、日本の織物や染物で特有の模様を指す言葉です。

この模様は、部分的にかすれたような外見が特徴で、規則的なパターンで織りや染めがされます。

言葉自体は「掠れる(かすれる)」という動詞から派生しています。

具体的には、”かすれる” の他動詞形である「掠る(かする)」の連用形が、この特定の織物や染物のスタイルに対して使われるようになったとされています。

漢字で「絣」や「飛白」と表現されることもあります。

特に「飛白」は、本来は漢字の書体の一種であり、筆で書く際にかすれたような効果を持つスタイルを指します。

このかすれたような書体が、「かすり」の織物や染物の模様に似ているという理由で、この漢字が使われるようになりました。

つまり、語源や由来を総合すると、「かすり」はその特有の「かすれたような」模様から名付けられ、その名前は日本語の動詞「掠れる(かすれる)」に関連しています。

そして、その模様がかすれた書体の漢字「飛白」に似ていたため、この漢字が当てられるようになったわけです。

かすり【絣・飛白】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、かすりの概念、特徴、語源、および関連語や表現についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
概念・用途 日本の織物や染物で見られる特有の模様
特徴 部分的にかすれたような外見があり、規則的なパターンで織りや染めがされる
語源 日本語の動詞「掠れる(かすれる)」から派生
関連語・表現 漢字で「絣」や「飛白」とも表現される
飛白との関連 「飛白」は元々漢字の書体の一種で、かすれた効果がある。その効果が「かすり」の模様に似ているため、この漢字が使われる

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