「グッドバイ」という言葉は、英語の「good-bye」から来ていますが、そのルーツはさらに古く、別れの挨拶として用いられた「God be with you」または「God be with ye」にさかのぼります。
このフレーズは、「神のご加護あれ」という意味を持っています。
ここでの「ye」は、二人称代名詞「you」の古い形です。
17世紀に入ると、「God」を直接口にすることを避ける文化的な風潮があったため、あるいは他の挨拶語「good morning」と混同する可能性があったとされています。
それが影響して、「God」が「good」に置き換えられました。
そして、18世紀にはこの言葉がさらに短縮され、現在の「good-bye」という形になったのです。
このように、時間とともに文化や言語の変化に影響を受けながら、「グッドバイ」は今日広く使われる別れの挨拶として定着しました。
元々は神への祈りや願いを込めた言葉であったことが、その背景にあります。
「グッドバイ」の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「グッドバイ」の語源から現代での使用に至るまで、文化や言語の変遷を経てどのように形成されたのかをカンタンにまとめます。
項目 | 説明・特徴 |
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基本の意味 | 別れの挨拶 |
最も古い語源 |
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その意味 | 「神のご加護あれ」 |
17世紀の変化 | 「God」が避けられ、「good」に置き換えられた |
18世紀の短縮 | 「good-bye」という形に短縮された |
文化的・言語的影響 | 時間とともに多くの文化や言語の変化に影響を受け |
現代での使用 | 広く使われる別れの挨拶として定着 |