【意味】
鰭脚 (ききゃく) 目アザラシ科の哺乳類の総称。陸上では、後肢が後方に向いたままで、前肢で体を引きずって前進する。クラカケアザラシ・ゴマフアザラシ・ゾウアザラシなど約20種が、世界各地の海洋、特に北洋に多く、淡水湖にも分布。シール。かいひょう。
【語源・由来】
アザラシは成長すると、母親と同じゴマ模様のアザが現れることから、「痣(アザ)之(ラ)獣(シ)」となったといわれる。「之」は、接尾語の「ラ」が発達した語。漢字表記の「海豹」は当て字で、「豹(ヒョウ)」のようなアザのある獣として名付けられた。