ためぐち【ため口】の語源・由来

「ため口」は、相手との対等な関係性や親密さを示す言葉や口調を指します。

この「ため」の部分は、賭博の世界で使われる「ぞろ目」を意味する言葉からきています。

1960年代、不良少年の間でこの言葉が「五分五分」という意味、つまり対等であることを示す言葉として使われるようになりました。

この背景から、「ため口」は同級生や対等の立場の人との間で気軽に、または親しみを込めて話すときの口調を指すようになりました。

時代が経つにつれて、この言葉は不良少年だけでなく、一般の若者たちの間でも広く使われるようになりました。

そして現在では、さまざまな年齢層の人々にも普及しているので、友人や知人との対等な関係を示す言葉として日常的に用いられています。

【ため口】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「ため口」に関する詳細や背景に関して他の情報をカンタンにまとめます。

項目	詳細
基本の意味	対等な関係性や親密さを示す言葉や口調。
由来	賭博の世界で使われる「ぞろ目」からの派生。「五分五分」（対等）の意味として1960年代の不良少年の間で使われるようになった。
初期の使用	同級生や対等の立場の人との間で気軽に、または親しみを込めて話すときの口調として。
普及の背景	時間が経つにつれ、不良少年だけでなく一般の若者たちの間でも使われるようになった。
現代での使用	さまざまな年齢層の人々に普及。友人や知人との対等な関係を示す言葉として日常的に用いられる。