しょうが【生薑・生姜・薑】の語源・由来

「しょうが」という言葉は、もともと中国から日本に伝わったものです。

中国ではこの食材を「薑」と称しており、特に生のものを「生薑」と言い、乾燥させたものを「乾薑」と呼びました。

日本へと伝わる際、この「生薑」を音読みしたものが「シャウキョウ」となり、さらに時とともにこの言葉が変化し「ショウガ」という言葉になったとされています。

この「キャウ」から「ガ」への変化は、同時期に日本へと伝わった「ミョウガ」という言葉の影響を受けた可能性が考えられています。

現在の日本語においては、「生姜」という表記をよく見かけますが、実はこれは「姜」と「薑」が同音であったことから生じた代用の表記で、「生薑」がもともとの正しい表記とされています。

さらに興味深いのは、「しょうが」の地下茎の形状が握った手に似ていることから、これを取り上げて「けちな人」という意味で使う場面も存在するということです。

【生薑・生姜・薑】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
ポイント 説明
「しょうが」の起源 中国から日本に伝わった。中国では「薑」を「生薑」と「乾薑」で区別していた。
日本での名称変化 「生薑」を音読みした「シャウキョウ」が「ショウガ」に変化。変化の原因に「ミョウガ」の影響がある可能性。
現代の表記 「生姜」は代用の表記。実際には「生薑」が正しい表記とされている。
その他の意味 「しょうが」の地下茎の形状から、握った手に似ていることを指して「けちな人」という意味で使われることがある。

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