しのはい【死の灰】の語源・由来

「死の灰」という言葉は、放射性の微粒子を俗称として指す言葉です。

この名前の由来は、1954年、日本の漁船「第五福竜丸」がビキニ環礁でアメリカが行っていた水爆実験の影響を受けた事件に端を発します。

この事件で、漁船の乗組員たちが放射性の降下物を直接浴び、健康に深刻な影響を受けました。

当時の新聞が、この放射性の降下物を強力で破壊的な影響をもたらすものとして「死の灰」という名前で報道したことから、この名前が広く知られるようになりました。

それ以後、「死の灰」という言葉は、核爆発や原子炉内の核分裂によって生じる放射性微粒子を指す言葉として、広く使用されるようになりました。

しのはい【死の灰】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「死の灰」という言葉の起源やその背後にある事件、及び現代における使用をカンタンにまとめます。
ポイント 説明
基本的な意味 放射性の微粒子を俗称として指す言葉。
名前の由来 1954年、第五福竜丸がビキニ環礁の水爆実験の影響を受けた事件。
被害の実態 乗組員たちが放射性の降下物を直接浴びて健康被害を受けた。
「死の灰」の普及 当時の新聞が放射性降下物を「死の灰」と報道したことから広く知られるようになった。
現在の使用 核爆発や原子炉内の核分裂によって生じる放射性微粒子を指す言葉として使用されている。

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