うんともすんともの語源・由来

「うんともすんとも」という表現は、声や返事がまったく出ない状態を指す日本語の俗語です。

この表現の「うん」という部分は、一般的に承諾や肯定の意を表す言葉であり、また、いきんだり苦しみの際に発する声をも意味します。

一方で、「すん」は「うん」の語呂合わせであり、鼻から出るような音を指すとも言われています。

この表現にはいくつかの説がありますが、一説によれば、元禄末期に考案された「ウンスンカルタ」という言葉が語源であるとされています。

この「ウンスンカルタ」では、「ウン」は「一」を、「スン」は「最高点」を意味していたといわれています。

しかし、「ウンスンカルタ」が「大正かるた」の人気に押されて消えてしまったことから、「うんともすんとも言わなくなった」という意味に繋がったとされています。

このように、「うんともすんとも」はその語源や由来に複数の説があり、時代や文脈によって意味が変わってきた面白い表現です。

「うんともすんとも」の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「うんともすんとも」という表現の基本的な意味、語源にまつわる一説、および時代による意味の変遷をカンタンにまとめます。
項目 説明
基本意味 「うんともすんとも」は、声や返事がまったく出ない状態を指す日本語の俗語。
「うん」の意味 承諾や肯定の意を表す。また、いきんだり苦しみの際に発する声をも意味する。
「すん」の意味 「うん」の語呂合わせであり、鼻から出るような音を指すとも言われている。
語源の一説 元禄末期に考案された「ウンスンカルタ」が語源であるとされている。
時代の変遷 「ウンスンカルタ」が「大正かるた」の人気に押されて消えた後、現在の意味に繋がった。

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