ウツボグサ【靭草】の語源・由来

「ウツボグサ」は、シソ科の多年草で、特に路傍や線路沿いなどでよく見られます。

この植物が「ウツボグサ」と呼ばれる理由は、その花穂の形が「ウツボ」と呼ばれる矢筒に似ているからです。

矢筒は、矢を入れて腰につける用具で、しばしば毛皮で包んだり、漆塗りのものもあり、矢が雨に濡れるのを防ぐためのものです。

ウツボグサの花穂がこの矢筒、すなわち「ウツボ」に形状が似ているとされ、そこから名付けられました。

また、この植物は別名「夏枯草(カコソウ)」とも呼ばれます。

この名前は、花が咲き終わるとその姿が一見枯れたように見える特性に由来しています。

この植物は漢方生薬としても用いられ、利尿や消炎の効果があるとされています。

こうした形状や特性から名前がつけられたウツボグサは、その用途だけでなく、名前自体にも興味深い背景があります。

ウツボグサ【靭草】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「靭草」についての基本的な情報とその興味深い背景をカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
分類 シソ科の多年草
主な生息地 路傍や線路沿い
名前の由来(ウツボグサ) 花穂の形が「ウツボ」(矢筒)に似ている
矢筒(ウツボ)の説明 矢を入れて腰につける用具。毛皮で包んだり、漆塗りのものもある。雨に濡れないようにする機能がある。
別名(夏枯草) 花が咲き終わると枯れたように見える特性から
薬用効果 漢方生薬として利用され、利尿や消炎の効果があるとされる

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