「丑」または「丑年(うしどし)」は、十二支の第2番目を指し、動物では牛に相当します。
この漢字「丑」の本来の読みは「ちゅう」であり、古典文献「漢書 律暦志」によれば、「曲がる」や「ねじる」といった意味で用いられています。
この漢字が表すのは、芽が出始めているがまだ地上に出ていない、つまり伸びきれずにいるという状態です。
一方で、「丑」を「うし(牛)」として読むようになった背景には、十二支の概念を庶民にも理解させやすくするため、動物の名前が当てられたとされています。
しかし、なぜ牛が第2番目に選ばれたのか、その順番や選ばれた経緯については明確な記録や理由はわかっていません。
このように、「丑」や「丑年」の語源や由来は古い文献や民間の習慣に多くの要素が組み合わさっており、その成り立ちは多角的なものとなっています。
【丑・丑年】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「丑」および「丑年(うしどし)」についての重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 | 説明・内容 |
---|---|
十二支の位置 | 第2番目 |
動物相当 | 牛 |
本来の読み | 「ちゅう」 |
本来の意味 | 「曲がる」や「ねじる」。芽が出始めているがまだ地上に出ていない状態を指す。 |
「うし」の読み | 庶民に十二支の概念を理解させやすくするため、動物の名前が当てられた。 |
順番や選ばれた経緯 | 明確な記録や理由は不明。 |
成り立ち | 古い文献や民間の習慣に多くの要素が組み合わさっている。多角的な成り立ち。 |