おうごんりつ【黄金律】の語源・由来

「黄金律（おうごんりつ）」とは、基本的に「自分が望むことを他人にもせよ」という原則を指します。

この言葉は英語の「Golden Rule」を直訳したもので、特に新約聖書の「マタイによる福音書」第七章の「山上の説教」と呼ばれる部分に出てくる教えに由来しています。

この山上の説教は、イエス・キリストが弟子たちや聴衆に対して行った教えであり、非常に広く知られています。

黄金律は、多くの宗教や哲学、倫理学でも共通する考えであり、人々が他者との関係で平和や調和を保つための基本的な原則とされています。

言い換えれば、自分がどのように扱われたいかを基準として、他人に対しても同じように行動すべきだというのがこの黄金律です。

その名の「黄金」とは、このルールが極めて価値のある、そして普遍的な原則であることを象徴しています。

従って、この名前はその重要性と普遍性を高く評価する意味が込められています。

【黄金律】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「黄金律」がどのような語源、基本的な原則、適用範囲、そしてその重要性や普遍性についてをカンタンにまとめます。

項目	説明
表現	「黄金律（おうごんりつ）」
語源	英語の「Golden Rule」を直訳。新約聖書の「山上の説教」に由来
基本的な原則	「自分が望むことを他人にもせよ」
出典	イエス・キリストが弟子たちや聴衆に対して行った「山上の説教」
適用範囲	宗教、哲学、倫理学で共通の考え
重要性	人々が他者との関係で平和や調和を保つ基本的な原則
「黄金」とは	このルールが極めて価値のある、普遍的な原則であることを象徴