つまはじき【爪弾き】の語源・由来

「爪弾き」という言葉は、人を嫌って排斥することを意味します。

この言葉の語源や由来は、仏家の風習である「弾指(だんし)」に関連しています。

「弾指」は、人差し指を曲げて親指の腹部に当て、爪で強く弾いて音を出す行為を指します。

この音を使って、さまざまな意味、例えば「許諾」や「歓喜」、「警告」や「告知」などを伝えることが行われていました。

特に禅宗の習慣として、便所から出た後や不浄を感じるものを見た際に、その不浄を払い除く手段としても「弾指」が実践されていました。

この「弾指」という行為が、人を排斥するという意味の「爪弾き」として使われるようになった経緯は、不浄なものを払い除くという意味合いが、人間関係においても不快や不適切と感じるもの、または人を避けるというニュアンスとして取り入れられたことが考えられます。

従って、「爪弾き」という言葉は、人や事柄を避ける、排除するという意味で使われるようになったのです。

つまはじき【爪弾き】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 内容
爪弾き 人を嫌って排斥する意味
語源・由来 仏家の風習「弾指(だんし)」に関連
弾指 人差し指で親指の腹部を弾く行為。許諾や歓喜、警告などの意味を伝えることがある
禅宗の習慣 便所から出た後や不浄を感じるものを見た際、不浄を払い除く手段として「弾指」を使用
爪弾きの成り立ち 「弾指」の「不浄を払い除く」という意味が人間関係において不快や不適切と感じるものを避けるニュアンスとして取り入れられた

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