きょうぎ【経木】の語源・由来

「経木(きょうぎ)」は、主に杉や檜(ひのき)といった木材を薄く削って紙状にしたもので、食品の包装材などに使われます。

この言葉の語源は、もともと死者の追善供養の際にその人の法名や仏教の経文を記して使われたことに由来します。

鎌倉時代からこのような用途で使われていたとされています。

後にこの経木は包装材としての用途が広がり、「薄経木」という名称で呼ばれるようになりました。

特に第二次世界大戦中に、この「薄経木」という名前が全国で統一されたとされています。

要するに、経木は元々は宗教的な文脈で用いられていたが、時代を経て包装材としての用途が広がり、名称も変遷を遂げたというわけです。

きょうぎ【経木】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「経木」が元々どのような目的で使われていたのか、どのように時代と共に変わってきたのかをカンタンにまとめます。
項目 説明・内容
経木(きょうぎ) 杉や檜(ひのき)などの木材を薄く削って紙状にしたもの
初期の用途 死者の追善供養、法名や仏教の経文を記す
初期の時代背景 鎌倉時代から使用されていた
名称の変遷 「薄経木」に変わり、特に第二次世界大戦中に全国で統一された
現代での主な用途 食品の包装材

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