つば【唾】の語源・由来

「つば」や「唾」という言葉の起源は、古くは「つはき(唾吐き)」という形で存在していました。

この「つはき」は、唾を吐き出すという行為を指す動詞でした。

そして平安時代に移ると、この「ツハキ」が唾液を意味する名詞として用いられるようになりました。

その後の時代を経て、「ツハキ」は「ツバキ」という濁音の形に変わりました。

そして、江戸時代に入ると、より口語的な表現として「つば」という形で広く使われるようになったのです。

この経緯を通じて、我々の言語における「唾」の表現が、動詞から名詞へと変遷し、さらにその発音も進化してきたことがわかります。

つば【唾】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
古代の形 「つはき(唾吐き)」
初期の意味 唾を吐き出すという行為を指す動詞
平安時代の変遷 「ツハキ」が唾液を意味する名詞として使用され始め
発音の変化 「ツハキ」が「ツバキ」という濁音の形に変わる
江戸時代の変化 「つば」という形で広く使われるように
言語の進化 「唾」の表現が動詞から名詞へ変遷し、その発音も進化してきたこと

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