なるほど【成程】の語源・由来

「成程」という言葉は、「成る」と「程」という二つの語から成り立っています。

「成る」は「実現する」という意味を持ち、「程」は程度を示す言葉です。

この組み合わせは当初「できるだけ」という意味を示していました。

しかし、時間が経つにつれて、この言葉の意味は進化しました。

「できるだけ」という意味が「他に考えられない」「明らか」などの意味に通じ、最終的には「まことに」や「いかにも」という相手の言葉や意見を肯定する意味として使用されるようになりました。

特に合点がいった時や、相手の話に同意する際の返答としてよく用いられます。

近世後期には、言葉を短縮して「なある」とも言われるようになりました。

なるほど【成程】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「成程」という言葉の語源や意味の変遷をカンタンにまとめます。
項目 詳細
基本の説明 「成る」と「程」という二つの語から成り立つ言葉
初期の意味 「成る」は「実現する」、「程」は程度を示す ⇒ 組み合わせて「できるだけ」という意味
意味の進化 「できるだけ」から「他に考えられない」「明らか」などの意味に通じる
現在の使用 「まことに」や「いかにも」という相手の言葉や意見を肯定する意味として使われる
使用の例 合点がいった時や、相手の話に同意する際の返答として使用
言葉の短縮形 近世後期には、「なある」とも言われるようになった

語源由来の言葉を50音別に検索



error: 右クリックできません。