うんすい【雲水】の語源・由来

「雲水」という言葉は、元々は禅宗の修行僧を指す語で、全国を行脚する僧のことを意味します。

この言葉は「行雲流水」という四字熟語から派生しています。

行雲流水とは、雲が流れるように、水が流れるように、自然と変わりゆく様子を表現した言葉です。

「雲水」とは、この行雲流水の概念を人に当てはめたもので、一つの場所に留まらず、気の向くままにさまざまな場所を巡り歩く僧のことを指します。

具体的には、禅の修行や悟りを求めて、寺から寺へと移動する僧がこれに該当します。

このように、「雲水」は自然界の雲や水の動きになぞらえて、定住することなく移動する僧侶の生き様を象徴的に表現した言葉です。

そして、現在ではこの言葉は広く、気の向くままに行動する人、またはそういった行動自体を指すようにもなっています。

うんすい【雲水】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「雲水」の基本的な意味、由来、具体的な対象、象徴的意味、および現代での用法に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
基本意味 「雲水」は元々、全国を行脚する禅宗の修行僧を指す語。
由来 「行雲流水」という四字熟語から派生。自然と変わりゆく様子を表現。
具体的な対象 禅の修行や悟りを求めて、寺から寺へと移動する僧が該当。
象徴的意味 定住することなく移動する僧侶の生き様を、自然界の雲や水になぞらえて表現。
現代の用法 広く、気の向くままに行動する人やそのような行動自体を指すようにもなっている。

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