そろばん【算盤】の語源・由来

算盤、または「そろばん」とは、計算を助けるための道具であり、特定の珠の配置を用いて数を示し計算を行います。

この道具の起源は中国にあり、宋末から元代にかけて使用され始めました。

名前の由来について、古代中国で数を数える行為を「算」と称し、そのための盤を「算盤」と呼んだのが始まりです。

この名称「算盤」は、日本に伝わるときに音の変化を経て、「そろばん」という名前として定着しました。

実際に、16世紀の「日本風土記」という文献には「そおはん」という表記でこの計算道具に関する記述があります。

これは、唐音「スワンパン」が変化した結果と考えられています。

そして、この名前は、室町時代末頃に日本へ伝わったとされています。

そろばん【算盤】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「そろばん」に関連する主要な情報ポイントをカンタンにまとめます。
項目 詳細
概念 計算を行うための道具であり、珠の配置を使って数を示す
起源 中国
使用開始の時期 宋末から元代にかけて
名前の由来 中国で数を数える行為(「算」)と、そのための盤(「算盤」)
日本での名称 「そろばん」
名前の変化 「算盤」→「スワンパン」(唐音)→「そおはん」→「そろばん」
名前の変化の理由 音の変化と言葉の日本化
初出文献 16世紀の「日本風土記」
日本への伝播時期 室町時代末頃

語源由来の言葉を50音別に検索



error: 右クリックできません。