せ・せなか【背・背中】の語源・由来

【意味】
①動物体で、地面に向いた面(胸腹部)の反対側。人体ではそれに対応した、頸部から臀部に至る間の面。せなか。
②うしろ。裏側。
③身体のたけ。身長。せたけ。せい。
④山の尾根。
⑤書物の、綴じこんである部分。また、その外側。
⑥せ(兄・夫・背)

【語源・由来】
「背」は古くは「そ」で、現在では「背く(そむく)」に見られる。「そ」は、「それ(反)」や「そへ(後方)」の意であることから、「せ」の語源は後方の意で、物の後ろ側をいうようになった。「背中」は、後方の部分の上・中・下
の真ん中という意味。
「背」が「身長」の意になったのは、衣服のサイズを背で決めるから、また、身長測定は背を向けて測るからとされる。

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