さよく【左翼】の語源・由来

「左翼」という言葉の起源は、フランス革命の時代に遡ります。

当時、フランスの国民議会の議場において、どの政治的立場の議員がどの位置に座っていたかが、この言葉の由来となっています。

具体的には、議長席を基点にして左側には急進的な思想を持つジャコバン党の議員たちが席をとっていました。

ジャコバン党は革命の急進派として知られ、その活動を通してさまざまな政治的変革を推進しました。

一方、議長席の右側には比較的穏健な政治的立場を持つジロンド党の議員たちが座っていました。

ジロンド党はジャコバン党とは対照的に、革命の穏健派として知られていました。

この配置がそのまま政治的立場を示す言葉として使われるようになり、急進的な思想や運動を持つ人々やグループを「左翼」と呼ぶようになりました。

対照的に、保守的や国粋的な思想を持つ人々やグループは「右翼」と呼ばれるようになりました。

このように、「左翼」や「右翼」という言葉は、フランス革命期の国民議会の議席の配置から生まれ、現代でも政治的な立場を示す言葉として使われ続けています。

さよく【左翼】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「左翼」と「右翼」という言葉の起源や、それぞれの代表的な党派、意味、および現代での使われ方をカンタンにまとめます。