「及び腰(およびごし)」は、腰を曲げて手を伸ばして物を取るときの不安定な姿勢を表す言葉です。
この表現の「及ぶ」は、動詞「及ぶ」の連用形であり、「届く」という意味があります。
つまり、手を伸ばして遠くの物を取ろうとするときに採る、ちょっと不安定な姿勢がこの言葉の原義です。
後に、この物理的な状態を比喩的に用いて、確信のない、自信がなさげな、あるいは中途半端な態度を表すようにもなりました。
このように「及び腰」は、具体的な物理的動作から抽象的な心の状態までを表す多用途な表現として、日本語の中で広く使われています。
およびごし【及び腰】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「及び腰」の基本的な意味、語源、比喩的な意味、そして現代での使用についてカンタンにまとめます。
ポイント | 説明 |
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基本的な意味 | 腰を曲げて手を伸ばして物を取る不安定な姿勢を表す。 |
語源 | 動詞「及ぶ」の連用形で、基本的には「届く」という意味がある。 |
比喩的な意味 | 確信のない、自信がなさげな、あるいは中途半端な態度を表すようにもなった。 |
現代での使用 | 具体的な物理的動作から抽象的な心の状態までを表す多用途な表現として広く使われている。 |