「おめおめ」という言葉は、元々は「怖む」という動詞から派生しています。
「怖む」は、恐れたり、怯んだり、臆病になったりする意味で使われます。
この動詞の連用形が「おめ」であり、この「おめ」を繰り返し使用して「おめおめ」となりました。
もともとこの言葉は、怯む様子や恐れて気おくれする様子を表す言葉でした。
しかし、時が経つにつれてその意味は変わりました。
「恥ずべき立場でありながらもそれを意に介さずに行動する」といったニュアンスに転化しています。
そのため、現代では「おめおめ」という言葉は、何ら恥じるところがあるにもかかわらず、平然としている、あるいは恥知らずな態度を持っている人に対して使われることが多いです。
このように「おめおめ」という言葉は、その語源から大きく意味が変わっていますが、どちらの意味にも「恥」や「恐れ」などの感情との関わりが存在している点は興味深いですね。
「おめおめ」の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「おめおめ」という言葉の語源、意味の変遷、および感情との関連性についてカンタンにまとめます。
ポイント | 説明 |
---|---|
語源 | 「怖む」という動詞から派生。 |
連用形 | 「怖む」の連用形が「おめ」であり、これが繰り返されて「おめおめ」となった。 |
初期の意味 | 最初は恐れや怯む様子を表す言葉だった。 |
意味の変遷 | 時が経つにつれて、「恥ずべき立場でありながらもそれを意に介さずに行動する」に意味が変わった。 |
現代での使用 | 現代では恥知らずな態度を持つ人、または何ら恥じるところがあるにもかかわらず平然としている人に使われる。 |
感情との関わり | どちらの意味にも「恥」や「恐れ」などの感情との関連性がある。 |