おひれをつける【尾鰭を付ける】の語源・由来

「尾鰭を付ける」という表現は、事実を誇張するという意味で使われます。

この表現の語源は、文字通り魚の「尾鰭」、つまり尾とヒレに由来しています。

尾鰭は、魚にとって本体から生えている付属物であり、その機能は主に推進力を供給するものです。

しかし、尾鰭自体は魚の全体像や生態に対しては一部分であり、それを大きく誇張して描くことで、魚全体がもっと大きく強そうに見えるようにすることができます。

このような観点から、「尾鰭を付ける」という表現が事実や話を誇張する意味で使われるようになりました。

言い換えれば、ある出来事や事実に「尾鰭」をつけることで、その出来事や事実がもとより大きなもの、あるいは印象的なものに見えるように誇張または修飾されるというニュアンスが含まれています。

この表現は、そのような誇張が事実に加わるさまを形象的に描いていると言えるでしょう。

【尾鰭を付ける】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。

項目	詳細
一般的な認識	事実を誇張するという意味で使われる表現
語源	魚の「尾鰭」（尾とヒレ）に由来している
尾鰭の機能	魚にとって尾鰭は推進力を供給する機能を持つが、魚全体に対しては一部分である
表現の由来	尾鰭を誇張して描くことで、魚全体が大きく強そうに見えるようになるため、事実や話を誇張する意味で使われるようになった
ニュアンス	出来事や事実に「尾鰭」をつけることで、その出来事や事実が大きなもの、あるいは印象的なものに見えるように誇張される