二兎を追うものは一兎をも得ずの語源・由来

「二兎を追うものは一兎をも得ず」という言葉は、二つのものを同時に追求すると、最終的にどちらも手に入れることができないという教訓を示すものです。

このことわざの起源については、ローマの古いことわざから来ているという説や、オランダの人文主義者デジデリウス・エラスムスの「格言集」から来ているという説が存在します。

エラスムスは16世紀初頭に活躍した学者であり、彼の著作には多くの格言や教訓が収められています。

具体的な起源は明確ではありませんが、どの文化や時代にも共通する普遍的な教訓を持つことわざとして、多くの人々に受け継がれてきました。

それは、同時に多くのことを追い求めることの難しさやリスクを示すものとして、今もなお多くの人々に知られています。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「二兎を追うものは一兎をも得ず」ということわざの意味、起源、普遍性に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。

項目	詳細・説明
意味・教訓	二つのものを同時に追求すると、どちらも手に入れることができない。
起源の説（1つ目）	ローマの古いことわざから来ているという説。
起源の説（2つ目）	オランダの人文主義者デジデリウス・エラスムスの「格言集」から来ているという説。
エラスムスについて	16世紀初頭に活躍した学者。彼の著作には多くの格言や教訓が収められている。
普遍性	どの文化や時代にも共通する普遍的な教訓を持つことわざ。