ねこにこばん【猫に小判】の語源・由来

「猫に小判」という言い回しは、貴重なものを持っていてもそれが価値を理解できない者には役立たないという意味で使われることが多い表現です。

これは、猫が鰹節のような食べ物には興味を示すものの、人間にとって価値のあるもの、たとえば小判といった金貨の価値は全く理解できないという事実に基づいています。

このたとえは、猫が小判を前にしても何の興味も示さない様子をイメージとして持ち出しています。

そのため、「猫に小判」は、持ち主によっては何の役にも立たない価値のあるものを指す際に使われる言葉となっています。

同様の意味を持つ言葉として「豚に真珠」もあり、これも似たような背景から生まれた表現と言えるでしょう。

【猫に小判】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「猫に小判」という言い回しやその背景、意味についての主要な情報をカンタンにまとめます。

項目	説明・内容
言い回し	「猫に小判」
基本の意味	貴重なものも価値を理解できない者には役立たない
起源の事実	猫は食べ物に興味を示すが、小判などの金貨の価値は理解できない
イメージ	猫が小判の前で興味を示さない様子
使用するシチュエーション	持ち主によっては何の役にも立たない価値のあるものを指す際
類似の言葉	「豚に真珠」（同じく価値のあるものが価値を理解できない者には役立たないという意味で使われる表現）