「縄」という言葉は、植物の繊維、例えば藁や麻、棕梠の毛などを綯って作られるものを指し、このものは物を結んだり縛ったりするのに使われます。
この「縄」の名称の起源には、二つの説が考えられています。
一つ目の説は、「綯う(なう)」という動詞からきているというものです。
この「綯う」という動詞は、藁などをより合わせて一つの紐や縄にするという意味を持っています。
その行為から、そのより合わされたものを「縄」と呼ぶようになったと考えられています。
二つ目の説は、「なひわら(綯藁)」という言葉から派生してきたというものです。
これは、藁をより合わせたもの、すなわち縄を指す古い言葉であり、この言葉が時代と共に「縄」という言葉へと変わっていったとされています。
なわ【縄】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「縄」という言葉の起源に関する二つの説をカンタンにまとめます。
項目 | 詳細 |
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基本の説明 | 植物の繊維(藁、麻、棕梠の毛など)を綯って作られるもの。物を結んだり縛るために使われる。 |
語源に関する説1 | 「綯う(なう)」という動詞から派生。この動詞は藁などをより合わせて縄にする意味を持つ。その行為から「縄」と呼ばれるように。 |
語源に関する説2 | 「なひわら(綯藁)」という古い言葉から派生。これはより合わせた藁、すなわち縄を指す言葉。これが「縄」という言葉へと変わった。 |